match result

試合結果

牧平圭太引退エキシビションマッチ/2分2R

    所属ジム
    team VASILEUS
    HALEO TOP TEAM
    戦歴
    62戦 49勝(25KO) 13敗 0分
    37戦 20勝(7KO) 15敗 2分
    生年月日
    1993.5.11
    1988.12.14
    身長・体重
    175cm ・ 69.5kg
    179cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    サウスポー
    出身地
    愛知県名古屋市
    広島県福山市
    SNS

review

試合レビュー

 第3代Krushウェルター級王者、K-1 WORLD GP初代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント3位と活躍した牧平が引退を表明。現K-1王者で10年前の2012年8月に対戦している野杁正明と引退エキシビションマッチを行う。

 1R、牧平はサウスポーから先制で蹴りを放っていく。野杁はいつものようにガードを高く上げて牧平にプレッシャーをかける。牧平はミドル、ロー、ハイと蹴りを散らすが、野杁は動じることなく、奥足への右ローキックを効かせる。右インローも放ち牧平に効かせる野杁。野杁は右ミドル、蹴りの的確なカットと高度な技術を見せる。

 2R、野杁は変わらずガードを高く固くしながら前に出て、牧平をコーナーに詰めると左ボディフック。サウスポーから細かな右ジャブを突き、牧平の出方を探る。牧平もミドル、ローと放っていくが野杁はボディストレート、ローと牧平を攻める。足払いで牧平のバランスを崩す場面も見せた。ここでエキシは終了となり、野杁は「現役生活お疲れ様でした。最後の試合、僕を指名して頂いてすごい嬉しかったです」とリングを降りる牧平に言葉を送った。

 リング上は牧平の引退セレモニーに移り、牧平とKrushウェルター級のベルトをかけて激闘を繰り広げた渡部太基、塚越仁志から花束が贈られる。続いて牧平の家族からも大きな花が贈られ、記念の写真に納まった。

 牧平がいったんリングを降り、初代全日本スーパー・ウェルター級王者、第21代全日本ウェルター級王者、初代WBCムエタイ日本スーパー・ウェルター級王者と3つのベルを巻き、Krushでもジョーダン・ピケオーからダウンを奪うなど活躍した山内佑太郎の引退セレモニーが行われた。花束のプレゼンターはともに山内と激闘を繰り広げた山本優弥と城戸康裕。2人は山内を高々と抱え上げて新たな門出を祝うと、山内の応援団代表からも花束が贈られ、抱擁を交わした。ここで牧平が再度リングインし、HALEO TOP TEAM代表の三崎和雄が2人に花束と言葉を贈った。

三崎和雄
「私は2001年にプロデビューし、2011年に引退しましたが、山内とは2005年、牧平とは2006年に出会い、最初は出稽古でしたが、のちにHALEO TOP TEAMの所属となり、今日までともに苦しい格闘技人生を歩んでまいりました。選手はリング上ではスポットライトを浴びますが、毎日苦しい練習を積み上げています。2人とも格闘家としてチャンピオンになるという志を持っていましたが、それ以上に大切にしていたのが格闘技を通じて人として成長するということです。格闘技を通じたくさんの人たちに出会い、支えられ、応援してもらい今日を迎えることができました。その出会いがなければこの場に立っていることはなかったと思います。心より感謝申し上げます。

 2人は明日から新しいステージに向かいます。山内、牧平、次のステージでも今まで通り苦しい道を選び挑戦を続けてください。人生においては生涯現役を貫いてください。みなさま、2人の第2の人生を優しく見守ってください。山内、牧平を支えてくださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました」

 三崎さんの言葉を受けて、牧平と山内がファンに最後のメッセージを送った。

牧平圭太
「この舞台を用意してくださったK-1 JAPAN GROUPさま、ありがとうございました。K-1チャンピオンの野杁選手、一肌脱いでくださり、世界最強の強さを肌で味わえて、一生の思い出になりました。格闘技は生きることと死ぬことを身をもって感じる、激しく厳しいスポーツです。でもだからこそ人に感謝ができる、食べ物のありがたみを感じられる素晴らしいスポーツです。HALEOのデビッド社長、三崎さん、山内さん、トレーナーを務めさせて頂いた新田会長、白川さん、強さの中にある優しさをたくさん学ばせてもらいました。こんなに学びの多い格闘技を多くの人がやり、一人でも多くチャンピオンを目指してもらえればと思います。東京に15年いましたが、いまは故郷の広島県福山市で子どもたちから大人たちまでキックボクシングとパーソナルトレーニングのジムをやります。そちらの応援もお願いします。格闘家の牧平圭太を今まで応援ありがとうございました」

山内佑太郎
「僕は全日本キックボクシング連盟で格闘技を始めて2本のベルトを獲り、Krushのベルトをどうしても獲りたいと思い22年間、長い時間続けて来ました。何もなかった僕が格闘技を長く続けてこれたのは一生懸命考え、練習してきたのと、たくさんの人が手助けしてくれたことです。全日本キックが解散してジムがなくなり、チームでやっていこうと結成しました。練習場所もなかった中手を差し伸べてくれたのがPOWER OF DREAMの古川会長でした。所属選手のように受けいれてくれてレベルアップすることができました。とても大切な時間でした。TANG TANG FIGHT CLUBのオーナーにもお世話になりました。選手としても憧れてていた三崎和雄さんがチームとして引き受けてくれました。その時間は光栄過ぎるぐらい素敵な時間で、HALEOの意識の高いサプリメントとトレーニングでレベルアップできました。親身に見て頂きありがとうございました。

 そして毎回時間とお金を使ってチケットを買い、毎試合足を運んでくれた応援団がいて、みんなが喜ぶ顔を見たいと思って頑張ってこれたし、ちょっと長くなっちゃいましたけど、今日引退することができました。引退試合を城戸選手に受けて頂き、牧平と一緒のタイミングでリングを降りることができ、応援団やみなさんが見守る中、ファイターとして最高の終わりを迎えられると思います。このリングで戦ってこれてよかったと思います。22年間幸せな時間を頂き、本当にありがとうございました」

 挨拶の後、引退10カウントが打ち鳴らされ、2人は現役最後のリングを後にした。

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動画

試合情報

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大会名
2022年1月28日(金)Krush.133
日程
2022年01月28日(金)
会場
後楽園ホール
選手
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