第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝。黒田勇斗を3RKOで下して準決勝に進出した金子と、一航を判定で下した璃明武が決勝の椅子を争う。
1R、金子が左のミドル、ローをリズムよく飛ばす。璃明武は金子の打ち終わりに左フックから右ストレート。圧力をかける金子は右のローをカーフにヒット。璃明武は金子の入り際にジャブを合わせ、左右ローをカーフ気味に金子の左前足へ集中させる。
2R、金子の右カーフで璃明武の左前足がやや流れ始める。璃明武は左ジャブから右フック。金子は右ミドルからワンツー。左ジャブから右カーフと上下に打ち分ける。圧力をかけ右カーフを打ち込む金子。飛び込んだ左フックで璃明武からダウンを奪う。立ち上がった璃明武へ左ジャブから右カーフを叩き込み、2度目のダウンを奪取。2R2分23秒KO勝利で決勝の椅子を勝ち取った。
【試合後の璃明武のコメント】
「(試合の感想は?)自分の中で、今日は準決勝からが本番だと思っていたので、しっかりそこで勝って、今日は優勝するつもりだったんですけど、自分の実力不足で負けてしまったので、またしっかり一からやり直して、レベルアップしたいです。
(試合前と後での対戦相手の印象は?)一航選手は、もちろん他団体の三冠チャンピオンということで、強いのは分かってたんですけど、自分は今日は金子選手、玖村選手に勝つつもりだったので、1回戦はしっかりクリアしてという感じで、印象は特にないです。金子選手は戦ってみて、勝てない相手じゃないなと思ったんですけど、今日は向こうのほうが全然上だったので負けちゃったので、リベンジできるように、また自分も強くなっていきたいですね。
(足は1回戦のダメージもありますか?)1回戦のダメージはあったんですけど、そんなにあったわけじゃなくて、力がちょっと入らなくなった感じです。
(金子選手の強さはどこに感じましたか?)パワーと思われがちだと思いますけど、パワーはそんなに感じなくて、トップ選手なのでテクニックがあるなと思いました。
(この結果を踏まえてこれから?)もちろん、自分の目標はK-1チャンピオンになることなので、それは変わらずなんですけど、今日こうやって負けたので、今のままじゃ獲れないのは分かったので、さらにレベルアップしないといけないので、1個1個勝っていって。今日、どっちがチャンピオンになるか分からないですけど、その選手にしっかり近いうちに勝って、チャンピオンになりたいと思います。
(ファンにメッセージを)今日もたくさんの応援ありがとうございました。優勝するつもりだったんですけど負けてしまったので、一から強くなって戻ってくるんで、これからも応援と、期待してください。いつも応援ありがとうございます」