工藤は第2代KROSS×OVERヘビー級王者。「一発で終わると思う」とKO決着を予告している。対する谷川は7月の「Krush.127」で第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメントに参戦して準優勝。ただ、決勝ではサッタリ・ウィラサクレックにKO負けを喫しており、今回は「攻撃を一切貰わず、攻撃を当てていくことを意識する」という。
1R、ローの蹴り合いから、谷川が右ハイキック。工藤はバックスピン。谷川は顔面への前蹴り。谷川は押し込むような左ジャブから強烈な右フックでダウンを奪う。谷川は左フック。パンチの打ち合いから谷川が右ミドル。工藤のローに谷川もローを返す。工藤のバックスピンに谷川がパンチ、蹴り。
2R、谷川が左ジャブから右フックをねじ込む。工藤のパンチに、谷川は強いローを返す。工藤は頭を沈めながら右フック。工藤はロー、ハイ。谷川は重いロー。谷川が左フックを当て、工藤の体勢が崩れたところに右ハイキック。倒れた工藤を見て、レフェリーはカウントせずにストップ。2R2分11秒、谷川がKO勝ち。
マイク
「押忍、今日は応援ありがとうございました。自分は昔のK-1のようにデカい外国人選手を倒していきたい。日本を代表するクルーザー級の選手になるので、K-Jee選手、早く怪我を治して試合をしてください」
試合後の工藤勇樹のコメント
「(試合の感想は?)ハイキック、モロにもらったって感じですね。
(対戦相手の印象は?)やっぱり、思った以上に上手でした。
(想定外の攻めが来た?)想定外というより、自分の持ち味を全部潰されるような感じで、ちゃんと対策されてるなって感じでしたね。
(ファンにメッセージ)今回負けちゃったんですけど、また機会がありましたらがんばって練習してきますので、応援よろしくお願いします」
試合後の谷川聖哉のコメント
「(試合の感想は?)勝てたのは最低条件でよかったんですけど、(渡辺)雅和さんとかと試合後すぐ話して、11点とかって言われてしまって、それは僕もその通りだなと思ってて。全然自分の実力が出せなくて、悔しい気持ちでいっぱいです。
(相手の印象は?)思ったより距離が遠くて、ちょっと戸惑った部分があったって感じです。あとは想像通りです。
(いい勝ち方だったので、今後につながるのでは)ハイキックはずっと練習していて得意なので、出せたのは本当に最低限よかったかなって感じなんですけど、いろいろ試したりもしたかったですし、正直あの内容だとサッタリ選手みたいな外国人選手が来た時に僕に任せられるかって言ったらそんな内容ではなかったので、課題の方が多い試合だったのかなと思ってます。
(当面の目標は)さっきは興奮しててK-Jee選手って言ってしまったんですけど、あの内容だと誰々と指名できるような内容ではないので、組まれた選手としっかりやっていって、地に足着けて、ホントにノーダメージなのですぐまた練習して、実践を積みたいなと思ったので、誰とでも組まれたらやります。
(ファンにメッセージを)今日は応援ありがとうございました。まあ最低限、重量級らしいKOができたかなと思ってるんですけど、まだまだこんなものではないので、しっかり今後も、来年に向けてまた明日から練習頑張るので、今後も応援よろしくお願いします」