斗麗は、2月に新美貴士が持つKrushフェザー級王座に挑戦するも王座獲得ならず。しかし、その後はK-1のリングで2連勝と勢いに乗っている。対する森坂は、昨年の第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントで準優勝。3月の「K’FESTA.4 Day.1」では今大会でタイトルに挑戦する軍司泰斗と対戦して判定負け。今回、約9カ月ぶりにK-1のリングに戻ってきた。
1R、サウスポーの斗麗。前蹴りやミドルを浴びせ、飛びヒザ蹴りをヒット。森坂の右目が腫れる。森坂はステップを使い、ロー、パンチ。斗麗は左ストレート、ミドル、ボディ。斗麗は時折スイッチ。斗麗が追ってゴングとなった。
2R、森坂が前に出てミドル。斗麗は前蹴り、左ミドル。斗麗はスイッチして、カーフキック(膝から下・ふくらはぎを蹴るローキック)。森坂は右ミドル。森坂の前蹴りが斗麗の金的に当たって中断。再開後、斗麗は右ミドル、押しながらヒザ。斗麗はミドル、ロー。森坂のハイをスウェーでかわす。森坂はミドル。斗麗はパンチを狙う。
3R、森坂の左右ミドル。斗麗はジャブ、前蹴り。斗麗は左ミドル、左ストレート。ジャブを突いてから左フック。前蹴りで距離をはかって、ミドル、左ストレート。森坂は目の腫れがひどくなってくるが、ミドルやロー、右ストレートで反撃。だが、斗麗が蹴り、パンチで攻撃を散らして的確にヒット。森坂のパンチ、バックブローは斗麗がかわしてゴング。判定は30-27、30-27、30-27と三者ともフルマークで斗麗が判定勝利。
試合後の森坂陸のコメント
「(試合の感想は?)メチャクチャ強くて、この通り、目をやられてしまって完敗でしたね。1Rからちょっと、こっちの目(右目)見えなくて、何もやらせてもらえなかったって感じでした。完敗でした。(相手の印象は?)思ったよりも体が強かったし、パンチも蹴りも重くて、ホントにオールマイティな選手でした。(目は1Rに?)1Rですね。たぶん左膝だと思います。目そのものは問題ないんですけど、隠れて視界が狭くて、見えにくい状態です。試合中に「痛てぇ」と思ったんで、相当だと思います。
(終盤の反撃は?)いや、何もできてなかったですよ。とりあえず前に出ないと負けると思ったんで、倒されてもいいからとりあえず盛り上げようと思って、打ち合う気で前に行ったつもりだったんですけど、思った以上に圧が強くて、行かせてもらえなかったですね。何も当たらなかったし。
(ファンにメッセージを)応援してくれた皆様、事前に調子いいとか言ってメチャクチャSNSで発言してたにもかかわらず、完敗でこんな感じになってしまって、本当に申し訳ないっす。でも本当に調子よくて挑んだ結果でこれなんで、現実を受け止めて。来年、僕は止まってるヒマはないんで、突っ走っていきたいと思います。ちょっと休憩してこの目を治して、すぐに練習を開始して、また来年は突っ走って結果を残していきたいと思うんで、また応援よろしくお願いします」
試合後の斗麗のコメント
「(試合の感想は?)今回の試合、倒そうと思ったんですけど、森坂選手はKO負けがないってことで、打たれ強くて気持ちも強かったんで、試合してて楽しかったです。(相手の印象は?)いや、もっとやりにくいと思ったら、全然やりにくくなかったので、そこがよかったと思います。
(もっとやりにくい想定をしていた?)そうです。もっと詰めてくると思ってたんで。でも、たぶん僕の方が体が強かったんで、来れへんかったんやろうなあと。終わった後に話したんですけど、「もっと詰めようと思ってた。でも詰めれなかったから」って感じで言うてはったんで、僕の方がからだが強かったんかなあって感じです。(パワーがさらに増した?)確かに。体がデカくなってきたんで。まだ19歳なんで、もっとデカくなるんかなあって思います。
(となると階級は?)今はフェザー級が適正なんで、早くベルトを獲ってスーパー・フェザー級に上げてもいいかなあって思います。(ファンにメッセージを)いつも応援してくれてありがとうございます。次、僕しかタイトルマッチいないと思うんで、楽しみにしててください。応援よろしくお願いします」