-73kg契約のスーパーファイトに登場した神保は新階級(-75kg)設立を目論む。「メインと同じぐらい大事。絶対に盛り上げる」と第1試合を希望し、希望通りの第1試合出場が決まって燃えている。対する地元大阪出身で突貫ファイトが持ち味のEITOはK-1大阪初出場。「キッチリ仕事する」とこちらも闘志をあらわにする。
1R、EITOはヒザ、パンチ。神保も足を止めてパンチ。神保は左フックから右フックでダウンを奪う。神保は左ボディから右ストレート。さらに左フックで追撃。EITOはヒザで反撃も、神保が詰めてパンチ連打で2度目のダウンを奪う。神保は右ミドルから右ストレートをヒットし、EITOがグラついたところでレフェリーがストップ。1分37秒、神保がパンチを上下に打ち分け、的確にダメージを与えてKO勝ち。
神保のマイク
「EITO選手、1ラウンドからゴリゴリの打ち合いに来てくれて男やな。技術もクソもない試合になりましたけど。75kgの階級を作ってほしいんで、誰かやりましょう! 中村プロデューサー、新階級、ちょっと巻きでお願いします」
試合後の神保克哉のコメント
「(試合の感想は?)結果的にはよかったんですけど、ちょっと反省だらけの試合になっちゃいました。ただの殴り合いの試合で終わった印象です。
(対戦相手の印象は?)1R目から打ち合いに来ると思わなかったので、本当に来たんで。試合が終わって言うのもアレですけど、やっぱ漢だなっていうのは感じました。
(打ち合いするつもりではなかった?)いや、バリバリする予定だったんですけど、もっとなんかカッコよく倒すつもりだったんですよ。失神KOみたいな。テクニックできれいに倒すのが理想だったんですけど、ただ単にケンカで打ち合って、勝っちゃったみたいな試合になっちゃったんで。ちょっと反省だらけですね。結果的にはよかったんですけど、もっとカッコよく倒したかったですね。
(新階級に向け前進したのでは?)本当に新階級は譲れないんで。75kgで作ってほしいなって。今回、73kgでしたけど、ちょっと減量きつかったんで。75kgで創設してほしいなっていうのは変わらないんで。これは本当、創設されるのを期待してますね、自分も。
(ファンにメッセージ)まだまだこんなもんじゃないんで。自分、2月の大会も出たいと思ってるんで、よろしくお願いします」
試合後のEITOのコメント
「(試合の感想は?)完敗ですね。この姿じゃ、地元大阪でもなかなか歩かれへんぐらいの無様やったという反省しかございません。
(相手の印象は?)神保選手も本当に75kgという新階級設立に向けて頑張っている選手の一人で、同世代でもあり、僕もそこにと思ってたんですけど、実際向き合えて戦えたことは……悔しいっすね。
(打ち合いの中で感じたことは?)自分もこれをもらったっていう記憶があんまりなくて、リングに上がってゴングが鳴って、気付いたらもう3Rぐらい戦っている感じで、気付いたらもう終わってたっていう、そういう感じでした。
(ファンにメッセージを)応援ありがとうございました。この大阪大会が決まってからは、大阪に戻ったり、東京でもいろんな人にお願いしてスパーリングなどをして積み重ねてきたんですけど、本番で何一つとして出せなかったっていうのが、今の自分の現状だと思うので。前も武道館に出してもらった時、「次こそは」って言ってたんですけど、今は正直、何も言えなくて、ちょっと本当に自分自身、格闘技気に対して向き合った時間が本当にあったんですけど、改めてこういう舞台に上がれている身として、見つめ直して、戻ってこれるなら戻ってきたいし、本当にちょっと考えたいですね、自分自身のあり方を」