レオナは、3月の「K’FESTA Day.2」日本武道館大会での武尊との激闘以来、9か月ぶりの再起戦。武尊戦を経験して「自分に何が欠けているかが分かった。もっと強くなれる」とレオナ。ライト級への階級アップを見据えて「ここはサクッと勝たせて貰って、やりたい相手がいるのでそれを言いたい」と今回の試合を「通過点」とした。対するチャーチャイは、K-1初参戦。ムエタイでは数々のタイトルを獲得。2019年に来日して選手兼トレーナーとして活躍。200戦近いキャリアを誇る歴戦のツワモノが実力を見せつけるか。
1R、サウスポーのチャーチャイ。ガードを高めにして、ローとミドル。レオナは、手を下げたスタイルからステップを使い、ジャブ、右フック、左フックで攻めていく。レオナはジャブ、ヒザ。左ボディから飛びヒザ蹴り。チャーチャイは「効いてないよ」アピール。レオナが速いワンツーでチャーチャイからダウンを奪う。さらに左ボディ、ヒザでマキのボディを攻める。
2R、レオナはジャブ、ジャブ。チャーチャイは左ミドル、左フック。気迫で反撃していく。レオナはステップを使い、ボディ、アッパー。レオナはボディから左右ストレート。連打で追い詰めるも、チャーチャイはフラつきながらも耐える。レオナはボディ、さらにアッパー。チャーチャイは前に出てミドル。レオナはステップを使って、チャーチャイの前進をさばきながら飛び膝。チャーチャイへホールディングの警告。マキは前に出て距離を潰していくが、レオナは飛び膝を合わせる。
3R、前に出るチャーチャイに、レオナはパンチ連打とヒザで下がらせる。レオナはアッパーをヒット。チャーチャイは前に出るが、レオナはバックステップを使いながら、パンチを浴びせていく。チャーチャイはしつこく前に出てミドル。レオナはボディ、飛び膝。さらにジャブから右ハイ、飛び膝。レオナは右ストレート、アッパー。だがタフなチャーチャイは前に出て反撃してゴング。判定は30-26、30-26、30-26で三者4ポイント差を付けて、レオナが完勝した。
試合後のマキ・チャーチャイのコメント
「(試合の感想は?)負けて大変悲しい。(相手の印象は?)彼のパンチのコンビネーションがすごく速かった。ビデオで見たのと同じ印象で、試合前の想定とも違ったところはなかった。(ファンにメッセージを)ファンの皆さん、今日はいい試合ができなくて、大変申し訳ありませんでした」
試合後のレオナ・ペタスのコメント
「(試合の感想は?)打たれ強かったですね、相手の選手。体重を上に上げて初めての試合でしたけど、ちょっと洗礼を受けたなって感じでした。(対戦相手の印象は?)気持ちも打たれ強さも強くて、強い選手だなと思いましたね。(ひさびさの試合で動いてみた感想は?)1R目、余裕だなと思って。ひさびさだったですけど、全然余裕だなって思いました。そうしたら2~3で、相手の身体のデカさに圧倒されて、ちょっと倒しきれなかったという感じですね。
(倒そうとしすぎた部分は?)あ~、そうですね。2R目に効いたところがあったんで、倒しにいこうとしたら、そこでスタミナがバテちゃって(苦笑)。で、3R目は右手を痛めたんで、おもいきり強く打てなかったというのはありましたね。(新しい階級でやっていく手応えは?)初めての上の階級でしたけど、通じるっていうのはわかったし、自分の課題とかも見えたんで、最高だなって思いますね。自分のやるべきことは、さらに浮き彫りになったし、うん、最高ですね。
(ここからは以前のようなサイクルで試合を?)そうですね。全然できると思うので、さらにもっともっと強い自分になっていきたいなと思って。本当に課題が見つかったんで、最高です。(今後については?)カッコよくKO勝ちして言いたかったんですけど、ちょっとまだ内緒で。もうちょっと自分が満足できるようになったら言いたいなと思います。(次にKO勝ちしたときに?)そうですね。まあ、楽しみにしていてください。
(ファンにメッセージ)60kgから応援してくれていたファンのみなさん。いまちょっと階級上げて初めての試合でしたけど、ちょっとしょっぱい試合してしまったんで、ここからさらにKO勝ち、いっぱいできるように、もっともっとがんばりますんで、これからも応援よろしくお願いします」