match result
試合結果
第14試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ヘビー級/3分3R・延長1R
- 所属ジム
- チーム・クロコップ
- 力道場静岡
- 戦歴
- 4戦 3勝(1KO) 1敗 0分
- 35戦 22勝(10KO) 13敗 0分
- 生年月日
- 1986.12.19
- 1989.12.31
- 身長・体重
- 181cm ・ 0.0kg
- 180cm ・ 0.0kg
- ファイトスタイル
- サウスポー
- オーソドックス
- 出身地
- 大阪府茨木市
- 静岡県沼津市
review
試合レビュー
対する愛鷹は階級下のクルーザーではあるが、これまでK-1とKrushで多くのKOシーンを演出してきた。石井に対し“K-1の門番”となることはできるか。
1R、サウスポーの石井が左インローで先制。愛鷹もローを返すが、石井がコンパクトな左ショートストレートを返し、右フックで愛鷹をヨロめかせる。愛鷹のローをカットしながらジリジリと歩を進める石井。愛鷹はしかしローを継続し前蹴りを入れる。
2R、石井はガードを固くし左ミドル、左ローと蹴っていく。愛鷹は右ボディストレート。石井もボディストレートを返すが、すぐ固いガードに戻る。にじり寄る石井はガードが固いため、愛鷹はボディストレートと右インローを打ち込む。
3R、愛鷹の右インローに石井はひだりろーをリターン。石井は右フック、左ストレートと放つがクリーンヒットとはならない。愛鷹の右インローにやや足を持っていかれる石井。両者しかしパンチ強打でのヒットは得られない。
判定は30-29、30-30、30-30で1票石井に入るもドロー。延長戦に突入となる。
EXR、石井は左ストレート、右フック。右インローを当てる愛鷹だが、石井も左インローを返し愛鷹はややバランスを崩す。石井は左右フックからボディにヒザ、ロー。さらに石井はインローで愛鷹を揺るがしパンチに繋げる。愛鷹はこれに前蹴りで対抗するが、石井のストレートが愛鷹の顔をとらえる。判定は10-9、10-9、10-9の3-0で石井。K-1デビュー戦を白星で飾った。
石井のマイク
「無事勝ててよかったです。12月5日、地元大阪で試合したいです。相手誰でも大丈夫です」
■石井 慧の試合後のコメント
「(試合の感想は?)K-1デビュー戦、勝ってホッとしてます。(対戦相手の印象は?)階級下なんで本来だったらやることはないと思うんですけど、試合受けていただいて感謝してます。(K-1でやりたいように動けた?)いや、練習以上のことは出せてなくて。でもまあ、もっとK-1で結果を残していくには、変えていかないといけないし、もっと練習が必要だなと思いましたけど、勝ってよかったなと。今日は喜んで、明日からまたがんばっていきたいと思います。
(延長になったときは?)いやもう、絶対に勝ちたかったんで。根比べじゃないですけど、気持ちで勝ったほうが、勝つと思ってたんで、向こうも疲れてるし僕も疲れてるしということで。(試合後に大阪大会出場をアピールしていたが、すぐにでも続けてやりたい?)それもあるし、地元でやりたいっていうのと二つですかね。(なかなか相手が見つからない状況だと思うが?)それは総裁選が終わって、どう変わってくるか。入国の基準が。そこに期待したいです。(立ち技のやりにくさは?)でも、けっこう今回の試合に向けてやってきたんで。練習量では愛鷹くんに負けてないと思ってるんで。そんなやりにくさっていうのはないです。(今後もK-1に絞る?)絞ることはないです。総合もやるし、またグラップリングも出たいし。(K-1での目標は?)僕の目標は、京太郎戦まで漕ぎ着ければ結果どうあれ、それで満足なんで。
(序盤からガードを固め、手数が少ない印象を受けたが、初めてのルールでスキを作らないようにしていた?)そうですね。どうしても勝ちたかったので。パンチもダメージなかったし。でも、そこを変えていかないといけないんで。途中からパンチで倒れることはないなと思ったんで、そこでいけなかったっていうのは安全策を取ったっていう。まあ、僕らしいんですけど(笑)。(後半はもっとエンジンを上げていきたかった?)そうですね。もっとガードをよりも、ちょっと攻めのほうにいけたらなという。
(いままでいろんな舞台に上がってきたが、K-1はどんな舞台と感じた?)やっぱり特別ですよね。小さいときから観てましたし。PRIDEよりも前に観てましたし。やっぱりミルコもK-1のことを自分の魂だと言ってましたから。そうですね、特別な場所です。(ミルコ選手にはどんな報告をしたい?)勝った報告をすぐしたいですね。(第3Rが終わったときの気持ちは?)もしかしたら延長になるかもと。僕は勝ったかなと思ったんですけど、判定になった瞬間、それは人に勝敗を委ねるので。それはいつでも、延長を戦う気持ちはできてますから。やっぱり、ここで気持ちで負けたら後悔すると思ったんで。最後、気持ちで負けないように、悔いが残らないようにやりました。
(ローキックのダメージは?)パンチよりローキックのほうが痛かったですよ。パンチはあんまり、体重差もあったので。(ローで倒れることはなかった?)蹴る練習ばっかりやってきたので。(ファンにメッセージ)今日は勝ててよかったです。また観てください、ありがとうございます!」
■愛鷹 亮の試合後のコメント
「(試合の感想は)ありがとうございました。ホントにクソみたいな試合をして、自分が情けない。本当にすみませんでした。(相手の印象は)壁のような圧力がありましたけど、K-1ルールであそこで負けたということは自分がカスなので、本当に下からやり直したいです。(リズムなどの部分でやりづらさは?)特別変わったステップワークでもなかったので。唯一感じたのは体重差で、それ以外は怖いと思ったところはなかったので、本当に自分の未熟さです。
(スーパー・ヘビー級での動きは?)やっぱり重かったですかね、体が。(どんな準備を?)普段97~98kgで、試合前に8kg絞ってるんですが、今回はその絞りがなく、そのままナチュラルで出たという感じなので、それが逆にキレのなさとかスタミナに影響しちゃったのかなと感じます。
(『情けない試合』というのは技術? 気持ち?)両方ですね。普段よりは蹴りを意識して出すようにしたんですけど、肝心の、自分の持ち味のパンチがああいう形で死んじゃったので、何の取り柄もないファイターになっちゃいました、今回。(体のキレに影響した?)脚から崩していこうと思ってたんですけど、思ったよりインローでなかなか崩れなかったところに圧力を感じちゃって。大振りで行ったらサウスポーなのでカウンターが怖いなというのも、自分の中にあったと思います。
(石井選手の打撃のポテンシャルは?)今まで戦ってきた選手に比べると、技術的にはまだまだ完成してない選手だったので、そこの怖さというのはないんですけど、ただ左のスイングフックの、一発の怖さは合ったと思います。(ファンにメッセージを)本当に申し訳ありませんでした。一から出直します。押忍」
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