match result
試合結果
第11試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
木村“フィリップ”ミノル / Kimura "Philip" Minoru
TKO2R 2分50秒
アビラル・ヒマラヤン・チーター / Abiral Himalayan Cheetah
- 所属ジム
- 志村道場
- 戦歴
- 47戦 36勝(29KO) 10敗 1分
- 23戦 17勝(16KO) 6敗 0分
- 生年月日
- 1993.9.9
- 1999.9.19
- 身長・体重
- 172cm ・ 70.0kg
- 185cm ・ 70.0kg
- ファイトスタイル
- オーソドックス
- オーソドックス
- 出身地
- ブラジル・パラナ
- ネパール・カトマンズ
review
試合レビュー
1R、アビラルは長身からのジャブ、インローと放つが、木村は右ストレート、左フックと強打を振るう。木村の連打にアビラルはひるまず、右ストレートを打ち込んでダウンを先取する。再開後、アビラルはパンチとヒザでさらにダウンを迫るが、木村がヒザに左フックをカウンターで合わせてダウンを獲り返す。再開後、アビラルの左眉周辺から出血が見られ、ドクターチェックが実施される。
チェック後、アビラルはガードしながら前に行くが、木村は左フック・ワンツーと強振。アビラルは首相撲のように木村に組みつく。アビラルはバックブローを放つがかわされ、木村はそこに左右フックを入れてダウンを追加する。立ち上がったアビラルに木村は右ストレート、左フックを打ち込むが、アビラルは倒れない。前に出るアビラル。木村の左フックと右ストレートもガードで弾く。
2R、木村はアビラルの左フックに右ストレートをカウンターで狙う。倒れないアビラルだがやや体がフラつく。木村のストレートをブロックし手を広げたポーズで挑発するアビラル。出血をレフェリーがタオルで拭き再開となる。再開後、右フックを当てる木村だがアビラルは倒れず、逆に右ストレートを当てる。さらに長身をアビラルは長身を利して前に出るが傷口が開いてしまい、ドクターのチェックが行われる。なんとか試合再開となり、前に出るアビラルだが手が出ない。逆に木村はボディから顔面に左フックを走らせる。ここでアビラルの傷と出血にドクターチェックが行われ、ここでドクターストップとなった。
木村“フィリップ”ミノルのマイク
「みなさん、僕の試合楽しかったですか? チャンピオン1発目、もっと派手に一撃KOで仕留めたかったんですけど、相手もタフなのもあってもつれた試合になってしまいました。でも僕自身は楽しくてみなさんの前で試合ができて幸せでした。K'FESTAしっかり僕も準備はしておくので、もし出ることになったら会場に来てください。あと盛り上がってるメイウェザー選手、一番日本でパンチがあるのは僕だと思うので、みんな見たくないですか? もし組まれたら見に来てください」
■試合後の木村“フィリップ”ミノルのコメント
「(試合の感想は)まず対戦相手のおかげで、すごい熱い試合ができたというか、熱い試合になってしまったんですけど。完全に圧勝してチャンピオンとの格の差を見せつけようと思ったんですけど、いい勝負になってしまって。見せたかった内容とは違うんですけど、まあでも自分自身、たいへんな試合を乗り越えたんで、そこはいまホッとしてます。(相手の印象は?)いま、やったあとに思うのはアビラル選手は今後を担う、すごい若手の逸材、ホープだと思います。今後も格闘技界を背負っていく存在だと思います。そんな選手と戦えたことを誇りに思うし、これからもがんばってほしいし、僕自身も刺激を受けたので。この試合できてよかったなって、あらためて誇りに思います。
(一番やりづらかった部分は?)攻撃力も高くて、身長のぶん、パワーもあったり、長身なので当てづらかったり、そういうのはいろんなところで思ったりしてました。身長の高さとか体格のアドバンテージを活かすのがうまいなっていう。あと、打たれ強いなっていう。(グラつかせていた攻撃もあったが、手応えは?)最初の何発かでグラついてたのはわかったんですけど、それで2Rまであの状態で倒れなかったので。『コイツは倒れないヤツなんだな』って、途中から思いました。
(試合後にメイウェザー戦に言及したのはどういった思いで?)どういった思い? あなたが格闘技をやっていて、メイウェザーが日本に来て、日本人の相手を探してて、自分がK-1で10連続KOしてたら、そりゃ名乗り出るでしょうっていうあたりまえのことです。(自分だったらパンチを効かせられる?)わからないです。メイウェザーは世界で一番の選手なんで。それは自分が何ができるかわからないですけど、当たったら当たったで最高のものを残すだけですね。(K-1関係者には話した?)何も言ってないけど大丈夫だと思います。応援してくれると思います、ファミリーなんで。
(ダウンを取られたときにどんな心境だった?)ダウンした瞬間は一瞬のことで何も覚えてないです。倒れたあとに相手に見下ろされてるところで、意識が戻ったので。ダウンした瞬間は何も覚えてないですね。(自分が攻めてるときは早く倒れろという気持ちだった?)『どこが効くんだろう?』と思って打つんですけど、けっこう最初から効いてる素振りは見せてたんですけど、倒れるまでいかなかったなと思いました。
(今回の試合の手応えと、見つかった課題は?)手応えはこういう難しい試合に勝つと、何かしら成長できると思うので。反省点に関しては、ああいう手強い相手でも、スカッと勝つところを見せないと、あまり僕がやりたいことは成し遂げられないかなと思うので。そこですかね。ああいう相手もしっかり仕留めるっていうのを、これからやっていかないと僕の立場はいけないと思うので。
(ファンにメッセージを)応援ありがとうございます。とりあえず生き残ったので、またしっかりと結果を残して、みんなを楽しませるようにがんばります。応援よろしくお願いします、ありがとうございます」
■試合後のアビラル・ヒマラヤン・チーターのコメント
「(試合の感想は)皆さんお待たせしました。僕、これから日本語でしゃべります。一応、4カ国語しゃべれるんで。英語、日本語、インド語、ネパール語。これから日本語でしゃべります。試合は、負けちゃったですね。もっとやりたかったけど、一応TKO負けなんで、またチャンスあればやりたいです。
(相手の印象は)今までやった相手の中で一番パンチ重かった相手でした。(傷はいつどういう状況で?)僕がダウンを取って、メチャ効いてるかなと思って倒そうとしていった時、自分がパンチを出したら相手のカウンターが当たって切れたのをちゃんと覚えてます。ストレートみたいのが当たってたんで。(ダウンも取って手応えはあった?)僕も、みんな知ってると思うんですけど、HEATで6連勝6KOしてるんで、自分のパンチに自信があります。自分のパンチはパワーがあると思います。木村選手とはチャンスあればぜひやりたいです。
(ファンにメッセージを)今日、応援ありがとうございました。名古屋からたくさん応援に来てくれて本当にありがとうございます。これからもHEATの代表として、K-1ファイターと言えるようにいい試合を見せて、HEATのチャンピオンも普通じゃないというところを見せたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」
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試合情報
- BRAND
- 大会名
- 2020年12月13日(日)K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1冬の大一番~
- 日程
- 2020年12月13日(日)
- 会場
- 両国国技館
- 選手