match result

試合結果

第7試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R

    所属ジム
    朝久道場
    K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
    戦歴
    38戦 29勝(10KO) 9敗 0分
    36戦 26勝(10KO) 10敗 0分
    生年月日
    1996.6.21
    1992.1.20
    身長・体重
    172cm ・ 60.0kg
    168cm ・ 62.5kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    福岡県うきは市
    愛知県名古屋市
    SNS

review

試合レビュー

 弟・泰央がK-1のリングで暴れまわる中、兄・朝久裕貴が久々のK-1参戦。この階級のトップファイターの一角・大岩と拳を交えた。1R、朝久はサウスポーから左ミドル・前蹴り・インローと飛ばしていく。大岩はパンチを振るって攻めんとするが、朝久は左インローを蹴り続ける。これを浴びる大岩だが、接近して左右のフックを振るう。朝久はしかし左ローを奥足にも送ってハイキック。だが、タフな大岩はダメージを見せない。

 2R、大岩は朝久のインローに止まらず、強引に前へ出て右フックを強打する。朝久はこの圧力を横に回ってかわし、前蹴り・ロー・跳びヒザと蹴りを散らす。タフな大岩はこの攻撃に影響を見せず、パンチを打ちつける。だが朝久も左ストレート、顔面ヒザと打ち込む。

 3R、依然大岩は圧力を落とさない。朝久はこれを手で押して下がらせ、左ミドル、前蹴りと当てる。細かな横への動きで大岩の圧力をかわしていく朝久。やや手数の落ちてきた大岩だが、バックブロー、ショートの右フックと攻める。朝久は顔面前蹴り、跳びヒザと当てるが、大岩は倒れない。判定は30-27、30-27、30-27の3-0で朝久。久々のK-1でフルマークの判定勝利を上げ存在を示した。

朝久のマイク
「こんばんは。前日の会見でレベルの違いを見せるとかKOするとか言ったんですけど、大岩選手はやっぱり日本のトップ選手で、世界的にも僕の攻撃で立っていたのは大岩選手だけです。大岩選手とは何年か前に対戦してSNSをフォローし合っていたので、その強さを知ってます。みなさんも分かったと思います。これから大岩選手も僕も頑張りますので、また応援よろしくお願いします」

■試合後の朝久裕貴のコメント
「(試合の感想は)この日に向けて僕は2カ月ぐらいKOで勝つ練習をやってきて、ここ最近はKOが増えてきたんで倒せると思ったんですけど、やっぱり大岩選手は強くて。よく打たれ強さとかタフネスばっかり注目される選手なんですけど、気持ちもパンチも蹴りも強かったです。(相手の印象は)気持ちも体の頑丈さと同じぐらい強くて、あとセコンドに武尊選手がいたんですけど、その指示の通りに動くので、とても器用な選手なんだなって思いました。

(前回との違いは?)お互いに成長していたので、形としては5年ぶりの再戦ということだったんですけど、向こうもたぶん、その時戦った僕と今の僕は違ったと思うんで、新しく別の選手と戦った感覚でした。(地元でのビッグイベントで戦ってみて?)知り合いとか友達とかが応援に来てくれて、東京だとなかなか来られないんですけど、そういう人たちの前で勝利を見せられたというのは大きいと思うんですけど、やっぱり僕はKO勝ちを見せたかったんで、そういう点ではまだまだ力不足だったんだなと思いました。

(タイトルについては)もちろんK-1のベルトはほしいんですけど、武尊選手のことはK-1の中でも尊敬してますし、全格闘技界通じて一番強いのは武尊選手だと思うので、いつか戦える日があれば戦いたいなとは思います。僕の夢としては、僕は世界チャンピオンなんですけど、海外のベルトを持ってる選手を全部集めて、そういう選手を全部倒した後に武尊選手にいきたいなって思ってるんで、全世界のベルトを集めてそれを持って武尊選手にぶつけていく、それが僕の夢です。

(ファンにメッセージを)会場で応援してくださった皆様、ABEMAで応援してくださった皆様、画面越しだったと思うんですけど、応援の声はしっかり僕のところに届いてました。判定勝ちということだったんですけど、勝利がやっぱり一番うれしいんで、無事に勝ててよかったです。次は必ずKO勝ちをお見せします。応援ありがとうございました。押忍!」

■試合後の大岩龍矢のコメント
「(試合の感想は)まあ、向こうが強くて、自分が弱かったっていう感じですね。それだけです。(相手の印象は)いやもう、ホントそのままです。強くかった、それだけです。(前回以上に距離を詰める作戦に見えたが?)そのとおりですね。一応、前の試合を研究して、自分なりに考えてやったんですけど、それ以上に朝久選手が(強かった)。効かした攻撃も何回かあったと思うんですけど、気持ちも強くて、顔にまったく出さずに。ブレずに相手の試合になったなって感じです。手応えはいいパンチも入ったし、いい蹴りも入れたつもりはあったんですけど、さすがですねって感じです。

(そこまでできて、この結果は落胆も大きいのでは?)そうですね。ホント、僕、連敗初めてなんですけど、ちょっといまはけっこう落ちてます。こういう気持ちになったっていうのは……。いままで負けは負けであったんですけど、『クッソー』っていう感じだったのが、いまは本当に『やられたな』っていう。二連敗ということで、いろいろと考えて、またがんばろうかなという感じですね。ちょっとゆっくりして、また考えます。(ファンにメッセージを)本当に僕は周りにはすごい恵まれていて。たくさんサポートとか、いろんなかたに応援していただいていて。福岡はスポンサーさんもたくさんいて、すごい大好きな町ですし。ほんとうにたくさんのかたも観にきていただいて、ホームみたいな感じで。勝ってしっかりと恩返ししたかったんですけど。またあらたに、自分はやるだけですね。しっかり恩返ししないとって思ってます」

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試合情報

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大会名
2020年11月3日(火・祝)ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1九州初上陸~
日程
2020年11月03日(火)
会場
福岡国際センター
選手
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