1R、グロリアはロープ際に下がり速いステップから攻撃を繰り出すが、KANAもガードを上げて同様にステップを使いグロリアにプッシャーを掛ける。そしてローを蹴りためていく。グロリアもミドルと前蹴り、パンチを振るってロープ際から出んとするのだがKANAはプレッシャーを緩めない。グロリアが首相撲状にとらえ、体を離そうとしたところでKANAは右フック一閃。これでグロリアを豪快に打ち倒し失神KOを決めた。
KANAのマイク
「対戦相手のグロリア選手、イタリアから来てくださってありがとうございました。KO勝利できたのは応援してくれるみなさんのおかげと、毎日指導してくださる大宮司さんはじめシルバーウルフのみなさんのおかげです。王者になって初めての試合で、このスタートに満足せず次戦に繋げていきたいと思います」
KANAコメント
「(試合の感想は)チャンピオンになって一発目の試合だったので、ホントにすごく緊張してたんですけど、練習通り、アップ通り動けて、最後の右のオーバーハンドも、最後までずっとミットでやってたのがそのまま出た感じですかね。
海外の団体でもトップ選手と拳を交えてて、ホントに強い選手って分かってたんで、すごく対策も練ったし、その相手選手のおかげですごくいい練習ができて、対戦できてよかったなと思います。
(緊張の中で、練習通りの動きができた理由は?)前回のトーナメントの時もそうだったんですけど、入場するギリギリまでアップしてたんで、今回もホントに入場曲が鳴る直前まで大宮司さんと合わせたりしてて、『そのままいつも通り入ればいい』って言われて、ホントにそのままいつも通り試合に入ることができました。
(今までのKOの中でも一番すごかったが、感触が違った?)入りからけっこう足を使って入って、詰められたら詰めようと思って、いいプレッシャーのかけ方ができて、かなり相手がプレッシャーかかってるのも分かってたんで、相手のクセに合わせて右のオーバーハンドを入れる練習をひたすらやってたんで、それが無意識に出て、しっかり抜けて打てましたね。
(自分より大きなトレーニングパートナーと練習した成果が出た?)それはメチャクチャ役に立って、最後にスパーリングやったのが4日前で、その時点で相手選手と13kg差があって、かなり攻撃力があったんで、今回はそのおかげで、前回に引き続き攻撃力を感じなかったというか、その中でもしっかり相手を見ることができたというのが、今回大きかったなと思います。
(ファンにメッセージを)今日はたくさんの応援ありがとうございました。チャンピオンになって一発目の試合でいいスタートが切れたので、これに満足せず、今年は全試合KOを目指して、次もKOで倒したいと思います」
グロリア コメント
「(試合の感想は)気持ちとしては、率直に自分に怒りがこみ上げています。というのも、自分のパンチもかなり当てられましたが、いいパンチをもらったり不用意にクリンチをしてしまったり、ミスをしてしまったなあと、振り返ってそう思います。
(相手の印象は)すごくいい選手だと、戦って改めて思いました。すごく強いですし、階級の中でもどの選手より強かったと思います。彼女を尊敬してますし、こうして試合ができたことをすごくうれしく思ってます。
(ファンにメッセージを)日本の応援してくださったファンの皆さんに感謝を伝えたいです。今回は残念な結果でしたが、格闘家である以上、落ちる時もあります。でもこれでくじけずに、また次回挑戦し直して、またぜひK-1の舞台で試合ができればと思っています。なので、応援よろしくお願いします。もっともっと自分自身強くなって、またK-1の舞台で試合ができるように頑張っていきたいです」