1R、ペイルスは警戒しながら前に出て、プレッシャーを掛け城戸を追い込む。右クロスで城戸をうかがうペイルス。城戸は右ハイキックを飛ばすがペイルスはこれをダッキングで当てさせない。プレッシャーを落とさずショートストレートを当てるペイルスだが、城戸のローが下腹部に入ってしまい一時インターバルとなる。
再開すると城戸はサウスポーから左ローと左ミドル。ペイルスは構えを左右にスイッチして見せ、ショートストレートで城戸をとらえる。
2R、城戸はサウスポーから右フックと左ストレート、パンチの連打で迫り、これにペイルスはやや嫌そうな様子を見せる。しかしペイルスも打ち合いを仕掛け右ストレートと左フックで城戸を下がらせる。だが城戸はローと見せかけ左ハイキック。これにフラつくペイルスだが、強打を返して逆に城戸をフラつかせ試合を分からなくさせる。しかし城戸は再びの左ハイでペイルスの頭部を刈り取るようにとらえ、苦しみながらもKOで1回戦を突破した。
ペイルスコメント
「(試合の感想は)とにかく負けてしまったことが残念です。自分なりにいろいろ考えて、トレーニングを積んできましたが、力を十分に発揮できなかったことが一番残念です。ハイやローなど、いろいろ工夫してみましたが、相手のほうが勝っていた印象です。
(相手の印象は)城戸選手は経験豊かなファイターということは知ってましたが、それを今日の試合で本当に実感しました。技術的にも非常に優れていて、とくにキックが効いて、なかなか思うような展開にできなかった印象です。
(今後は)今回は小さな国ですけどスロバキアのみんなから応援を受けて、K-1に参戦することができたのは本当にうれしく思っています。今回は十分に力を発揮できず、負けてしまいましたが、これからも戦い続けたいと思っています。応援よろしくお願いします。アリガトウ(日本語で)」