1R、両者オーソドックスで向き合い、まずはローを蹴り合う。そこから両者は距離をあけ、互いに蹴りを外し合う。蹴り数の多い中野は左ミドル、右ローと平山に当て始める。中野はさらにバックスピンキックを放ち、右ローで平山にダメージを与える。
2R、前に来ようとする平山に対し、中野はバックステップして距離を保ち、ローで足にダメージを蹴り溜める。ジリジリとにじり寄る平山。中野もこのプレッシャーに屈しないよう、ロー、バックスピンキックと放つ。平山は踏み込んでボディフック。中野も自ら踏み込んでの右ストレート、顔面前蹴り、バックスピンキックと多彩な攻めを見せる。
3R、平山は前に出て距離を詰め打ち合いを仕掛けるが、中野は右ミドル、ワンツーに続いて左フック。平山も左フックを放っていたが、中野の左フックが一瞬速くとらえ、倒れた平山は立ち上がろうとするも目が定まらず中野のKO勝利となった。
中野のマイク
「年末年始の忙しい時に足を運んで頂きありがとうございます。まだまだ先輩たちに負けないよう、来年は自分の年にできるように頑張るのでよろしくお願いします」
■試合後の中野滉太選手のコメント
「(試合の感想は?)とりあえずいい勝ち方で、初めてのK-1の本戦をKOで飾れてよかったと思います。
(相手の印象は?)平山選手はすごくパンチもうまくて蹴りもあって、平山選手だからいい田尾試合ができたのかなと思って、そこはいい経験になりました。
(勝因は?)自分の距離にしていってパンチが当たれば倒れるなと思ってたんで、それがたまたま当たったっていう。ホントに練習してたことが出たのかなと思います。
(今後の目標は?)今回はこういうK-1の大きな舞台で戦えて、次はKrushのベルトが優先なのかなと思うんで、次Krushのベルトを獲って、もう一回K-1の本戦に出られるように頑張りたいです。
(ファンの皆さんにメッセージを)お忙しい中、わざわざ名古屋まで来て応援してくださった方々、TVで見てくださった方々、ありがとうございました。今回こういう勝ち方ができたんで、つぎもしっかりいい勝ち方で、来年は自分の年にできるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
■試合後の平山迅選手のコメント
「(試合の感想は?)……正直、覚えてないです。すみません。
(相手の印象は?)……負けてるんで、相手選手が強かったとしか言えないですね。
(今後の目標は?)ゆっくり考えます。
(ファンの皆さんにメッセージを)名古屋まで来てくれた地元神戸の応援団の皆さん、東京から応援してくれてる皆さん、指導してくれてる大宮司さんをはじめシルバーウルフの皆さん、ありがとうございました」