match result
試合結果
第7試合/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級次期挑戦者決定戦/3分3R・延長1R
review
試合レビュー
1R、サウスポーに構える廣野に日菜太が左ローを入れてスタート。日菜太はその後も右ミドル・左ローと蹴りを当てていく。廣野も左ローを繰り出すが、日菜太が左ロー、ハイ、ストレートと攻撃の手数で上回る。廣野は蹴りの距離を潰さんと間合いを詰めていくが、日菜太はジャブを細かく突き、左ストレートを打ち下ろして廣野をストップに掛かる。そして左ローも止めず廣野の足にダメージを与える。
2Rも廣野はサウスポーに構え、グイグイと突進して間合いを詰めに行く。しかし日菜太はプッシングで突き放し、ジャブとストレート、左ローを見舞う。だが廣野は右ジャブ・右フック、接近戦での左右アッパー、左クロスと作戦を変えない。ボディへの跳びヒザを放つ日菜太だが、これはバランスを失いマットに落ちる。廣野は右フック、左ストレートを振るい、圧力を効かせていく。
3R、廣野を腕で押して下がらせ、日菜太は左ハイ、左ロー。距離を作って蹴りたいが、廣野がどんどん間合いを詰めてくる。日菜太の右ミドルの直後に廣野は左ストレート。日菜太は距離ができると左ミドル、左ハイを放つが、廣野はこれに下がらない。ならばと日菜太はボディへのヒザ、左ストレート。日菜太は右フックから左ストレートでパンチをまとめて左ロー。廣野も反撃するものの後手となってしまう。それでもラウンド最後は左クロスを日菜太に打ち込み終了。判定は29-29、30-29、29-28の2-0で日菜太。接戦を制し、アラゾフへの挑戦権をものにした。
日菜太のマイク
「こんばんは、K-1ファイターの日菜太です。今日は胸を張った試合にならなかったですけど、来年の3月はK-1チャンピオンの日菜太って胸を張れるよう、死ぬほど努力するので、僕の最後の挑戦を見に来てください」
■日菜太のコメント
「(試合を振り返って?)倒すことができない試合になってしまったのは、凄く反省するポイントでした。あと、今日ジャッジ割れたんですけど、僕の中ではフルマークで完封したなっていう試合をしたつもりだったんですけど。やっぱ、割れたジャッジっていうのは、僕が説得力ない攻撃だったのかなと思うので。もっと、誰が観てもフルマークというような試合、本当はKOが一番いいですけど、そういう試合をすればよかったんじゃないかなと思います。あと、目尻のところが最後に頭が当たって切れちゃったので。やっぱり、もっといい場所から自分の攻撃を当てられるように、3月に向けて修正したいと思います。
(対戦相手の印象は?)凄くタフだと思いました。狙われてる攻撃もわかったし、今日は凄くいい意味で冷静すぎたと思いました。自分の狙った攻撃がきれいに入ったっていうのもあったので。あと、自分のバランスが悪くてこけたりしちゃったんですけど。今日は左ストレート、クロスがいい角度で入ったので、それで倒せるように改良していきたいと思います(今後の目標は?)僕、31歳で、キックを始めて14年目になってきて、もう集大成だと思ってるので。次のタイトルマッチが自分にとってラストチャンスなのかもしれないし、そこで俺のキックは終わってしまうかもしれないけど。唯一獲ってないのがK-1のベルトだと思うので、それに向けて最大の努力をしたいと思います」
■廣野祐のコメント
「(試合を振り返って?)う~ん、感想ですか……。途中からいつもと同じ試合内容になっちゃったな、お客さんつまらないだろうなと思いました。(対戦相手の印象は?)そこまで自分から距離を詰めている意識はなかったんですけど、自分から攻撃をまとめにいこうとすると、彼も距離を詰めてきて。それで一回クリンチして、攻撃を寸断して、離れた距離から蹴りまでつなげるっていう。そういう印象がよかったんじゃないかと、自分のセコンドは言ってましたね。(今後の目標は?)いまは何もないです。それが率直な気持ちです」
gallery
ギャラリー
movie
動画
試合情報
- BRAND
- 大会名
- 2017年12月27日(水)K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~SURVIVAL WARS 2017~
- 日程
- 2017年12月27日(水)
- 会場
- 後楽園ホール
- 選手