match result
試合結果
セミファイナル(第7試合)◎Krush -67kg Fight/3分3R・延長1R
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試合レビュー
1R、サウスポーの山際はリングを右回りし蹴りの距離を作り出さんとする。渡部が接近すると前蹴りを飛ばす。渡部はサウスポーから左インローを入れて山際に迫る。にじり寄る渡部に山際は右ミドル。渡部はしかし左ハイを返し、そこから続けてバックブローを放つが、これは山際に見切られる。山際は重みある右ミドルで攻撃。山際は渡部の入り際に前蹴りを合わせてバランスを崩させるなど巧さを見せる。
2R、渡部はロープ際に山際を追い詰め強打を当てんとする。しかし山際はフットワークでここから逃れて得意の右ミドル。渡部に追いつかせずパンチに空を切らせて右ミドルを当てていく。前蹴り、右ストレートも渡部に当てる。山際の右ミドルはスネの太く硬い部分を当てるかの印象がある。ボディへの右ヒザも見せ、山際はそこから左フックでも渡部をとらえる。
3R、山際は渡部の突進を横にかわして左フック、右ストレートを打ち込む。しかし前進をさばく中で渡部の体を手で引き崩すようになってしまい、レフェリーから注意を受ける。山際は前蹴りで前進を止め、それでも渡部が前に来ると左フックを打って横へのステップで再び距離を開ける。距離を作って右ミドルを当て、クリンチも織り交ぜ渡部の思うようにパンチを振るわせない山際。だが、ここでこの掴み行為にレフェリーから警告が与えられる。山際の右ミドルに渡部は左ストレートと右フックを強振。だが、山際は顔面をとらえさせずに終える。
判定は30-28、29-29、30-29の2-0で山際。前回の牧平に続き、今回もKrush元王者の渡部を降した。
■試合後の山際和希選手のコメント
「(試合を振り返って?)もっと、距離を取って翻弄する予定だったんですど、プレッシャーもあって疲れてしまって。(渡部選手に勝ったのは大きいのでは?)そうですね。去年の7月に牧平選手に勝って、今回は渡部選手。元王者の二人に勝利したので、僕にベルトへの挑戦権を与えてほしいと思います。Krushは一番盛り上がってる団体なので、そのリングのベルトを巻けるのは最高の栄誉だと思うので。まだ、自分は未完成なところがあるので、しっかり修正してベルトを狙っていきたいと思います」
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