match result
試合結果
ダブルメインイベント第2試合(第9試合)◎Krush 女子タイトルマッチ/-50kg契約/3分3R・延長1R
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試合レビュー
メロニーは開始から左フックと右ストレートを矢継ぎ早に繋いでKANAに襲い掛かり、左ジャブでKANAを腰砕けにしてダウンを奪う。
さほどダメージはなさそうなKANAだが、メロニーの方がパンチの回転が速い。KANAはしかし落ち着いて左インローを打ち込む。だが距離が開くとメロニーも左ミドルを打ち込んでくる。KANAはメロニーのパンチに目が慣れてきたか、ジャブをかわしながらバックブローを当てダウンを奪い返す。
2R、離れた位置からKANAはステップインして打ち合いを仕掛け、右ストレート、左フックと繰り出しメロニーを押していく。次第にKANAの圧力がきいてくる。コーナーに詰め、右ストレート、左フック、左ハイと攻めるKANAだが、メロニーも左右ストレートでKANAを押し戻す。KANAがボディフックを打ち込めば、メロニーはストレートを当て返す。KANAは左目が腫れて塞がり、視界が奪われている。
3R、足を使ってリングを回るメロニーに対し、KANAは距離を詰めフックを顔・ボディと上下に打ちつける。KANAはロープ際にメロニーを追っていき、右ストレートでアゴを跳ね上げる。だが、メロニーは闘志を落とさずよく伸びる右ストレートを飛ばしてくる。KANAは頭を振ってメロニーのストレートをかわしていたが、ここで再びメロニーの右ストレートがとらえ痛恨のダウン。
立ち上がりダウンの挽回に向かうKANNだが、メロニーも左右ストレートを返して終了となる。
判定は28-26、28-26、27-26の3-0でメロニー。KANAから王座を奪った。
試合後マイクを取ったメロニーは「試合は楽しんで頂けましたでしょうか。またベルトを守るために戻ってきますので待っていてください」と語り、笑顔でリングを降りた。
■試合後のメロニー・ヘウヘス選手のコメント
「試合の感想は?)よかったです! 観たでしょ? チャンピオンになりました!(対戦相手の印象は?)彼女はとてもいい選手だと思います。ダウンしてからも前に向かってきたので、私としては凄くやりやすい試合でした。女子でもこれだけおもしろい試合ができるということを、楽しんでもらえたと思います。(今後の展望は?)この感情をどう表現していいかわからないですが、こうして勝つことができて、またこのベルトを守るために日本に戻れることをうれしく思います。(勝敗をわけたのは?)ラストラウンドでセコンドに『前にいけ』と言われたので、たしか左で捕えてダウンを取ることができました。(ファンにメッセージを)今日は応援ありがとうございます。みなさんに楽しんでもらえたことを祈ります。日本はすばらしい国なので、また戻ってくることが楽しみです」
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