match result

試合結果

[第12試合/K-1 WORLD GP第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R]

    所属ジム
    POWER OF DREAM
    K-1ジム五反田チームキングス
    戦歴
    25戦 23勝(16KO) 2敗 0分
    31戦 23勝(15KO) 8敗 0分
    生年月日
    1996.7.12
    1989.4.4
    身長・体重
    170cm ・ 0.0kg
    168cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    サウスポー
    オーソドックス
    出身地
    東京都足立区
    東京都立川市
    SNS

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試合レビュー

 1R、武居はよく走る左ミドルを見舞い、そこから続いて左ボディ、左ストレートと伸び伸びとした動きで攻撃を見舞っていく。対する久保はここまでの戦いでダメージがあるか、やや動きが固い。左ミドルから左ストレート、右フックを繋ぎ前に出ていく武居。久保は後手となり手数が少ない。ラウンド最後も武居は左ストレート、左ミドル、そしてそこかららのパンチラッシュで久保を攻めて終える。

 2R、武居はワンツー、跳びヒザと動きに軽やかさが増し、さらに久保がコーナーを背負ったところでも二段蹴り式の跳びヒザを決める。だが、久保のパンチはまだ死んでおらず、右ストレート、左フックと武居を脅かす。だが、武居は左ストレート、右フックと当ててやはりペースを自分に引き戻す。間合いを開けて久保のパンチに空を切らせ、武居は自ら跳び込んで、あるいは久保が入ってきたところに左ストレートを放つ。

 3R、武居は左ハイを入れ、左ストレート、右アッパー、左ボディストレートと久保を倒しに掛かる。そして武居の右フックに足を滑らせる久保だが、これはスリップでダウンとならず。目周辺に腫れの目立つ久保だが、武居の右フックが度々とらえても倒れない。意地と気持ちを見せる久保に、武居は右フック、ミドル、ボディへのヒザと最後まで攻め優勢で終える

 判定は30-27、30-27、30-27の3-0で武居。階級を上げて挑んだ20歳の新鋭が頂点を極めた。

武居のマイク
「こんにちは、足立区から来たパワーオブドリームの武居です。トーナメントの8選手、対戦してくれた3人の選手、ありがとうございました。ここまで来れたのは会長とミツエさん、 母ちゃんとジムの仲間、みんなのおかげです。応援してくれたみなさん、ありがとうございます。もっと強くなります、これからもよろしくお願いします」


武居由樹選手
「(試合の感想を)一試合目はあんまり自分の思ったように動けなくて、やりにくかったのもあってちょっと緊張もしました。準決勝はしっかり戦略持ってやってたんで。決勝戦は気持ちで闘いました。
(上の階級ということの不安は?)本当に、今回別に階級上がったから不安とか全くなかったです。自分の闘いをしようと思いました。
(狙いは)いっぱい動いて自分が疲れる試合をしようと思ってました。
(一回戦は動けなかった?)リーチがあったんで、ちょっとやりにくかったです。
(試合後、会長からは?)楽しんでやれと言われました。
(普段の試合と違った?)トーナメントという部分でいつもと違うなと思いましたが、いつもと同じようにやれました。
(全部KOと言ってましたが)最後は久保選手が気持ちが強くて、倒れなかったです。
(疲れは?)疲れは特に感じてません。ダメージも、痛めたところも全くないです。
(K-1のチャンピオンということについて)まだ実感がないというか、信じられないというか、とにかくよかったです。
(krushと違う階級の王座だが)今後は会長と、ジムのみんなと相談して。軽量級でも倒せる激しい試合をやっていきたいです。
(ジュニア時代からトーナメントには慣れてた?)あんまり気にしないでやりました。
(リング上での感謝の言葉は)自然と出てきたというか、とにかく優勝することしか考えてなかったです。
(ファンにメッセージを)これからはもっとKー1のチャンピオンらしい選手になっていきます。よろしくお願いします」

久保賢司選手
「(試合を振り返って)皆さん今日はありがとうございました。Kー1のリングで現役復帰を決めたのは優勝するっていうその一つしかなかったので、そこに関しては悔しい思いでいっぱいです。
(3試合を振り返ると?)まず初戦は相手を飲み込んでやろうと思って、生意気なことも言ったし瞬殺してやるとも言ったけど、プレッシャーは正直あって、自分がどれだけの動きができるかというのを試す試合でもあったんですけど、楽しく試合できたんですけど、相手がとてもタフで左ミドルが最後まで響いちゃったかなと思いました。寺戸選手はボクシングに行く時に唯一心残りのあった選手で、7年前に意識なくなるぐらいぶっ飛ばされた選手だったので、一回戦を勝ち上がってきた時にやってやろうと思ってたんで、うれしかったです。決勝は武居君が強かったです。完敗です。1Rで目が潰れちゃって、うまくやられちゃったかなと思います。
(今後も続けますか?)それに関しては、優勝っていうビジョンしか見てなかったんで、優勝したら言いたいことはいっぱいあったんですよね。Kー1を引っ張っていこうと思ってたし、それが準優勝で終わったことで、明言は避けたいと思います。
(ファンにメッセージを)皆さんありがとうございます。今日は代々木が最後で、Kー1第1章が最後ということなんですけど、一つ確信したことがあって、Kー1はこれからもっともっと大きくなって盛り上がっていくと思います。一選手の意見で生意気なんですけど、次はさいたまでみんな集まって、若い選手も一緒にもっとKー1を盛り上げていければと思います」

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試合情報

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大会名
2017年4月22日(土)K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~
日程
2017年04月22日(土)
会場
国立代々木競技場第二体育館
選手
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