match result
試合結果
メインイベント(第9試合)◎Krush -53kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R
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試合レビュー
1R、武居は左ハイで先制し、その後も左ミドル、左ハイ、前蹴りと伸びのある蹴りを飛ばし、そこから右フック、左ストレートとさっそくラッシュを仕掛ける。しかし劣勢に思われた隆聖はここで右跳びヒザを放ち、武居をダウンさせる。
立ち上がると両者の打ち合いがスタート。ややダメージがあるかの武居だが、左ストレートを当てて次第にダメージが抜けてきたかの印象。隆聖は胸のあたりを狙った跳びヒザを再び繰り出す。武居はしかし左の蹴り~左ストレートで反撃に転じる。隆聖はパンチの被弾で鼻血が見られる。左ストレートを武居が決めると隆聖は右フックを当て返す。
2R、隆聖は顔面前蹴りを決め、武居から距離を取って左ストレートをダッキングしてかわす。ホールディングを注意される隆聖だが、武居にクリーンヒットを与えていない。しかしかし武居はエンジンが掛かってきたか、左ストレート、ハイキック、前蹴りと攻撃に勢いを増す。
だが、隆聖も押されながらもダウンを奪った跳びヒザを繰り出す。武居は左の蹴りをミドルとハイで蹴り分ける。
3R 、武居は前に出て右フック、左ストレートに鋭いミドルを織り交ぜる。武居が隆聖を押していくが、隆聖も右ストレートを打ち返す。だが、武居の左ストレートがクリーンヒットする。さらに武居は左ストレートを見舞い、右顔面ヒザと隆聖を追う。しかしここで武居の放った蹴りがローブローとなってしまい、一時中断。
再開されると武居は攻勢を緩めず隆聖を押していく。そして左ストレートから左ハイを打ち込み、隆聖はこれにバランスを崩してダウン。立ち上がった隆聖に武居は顔面前蹴りを決め、これで2度目のダウンを奪う。
残り時間が少ないが武居は倒しに行き、左ストレートからの右フックで打ち倒し、逆転そして終了間際のノックアウトを決めた。
初防衛を果たした武居は「こんにちは、最初ダウンを取られちゃって、こんなダサい試合をしてすみません。でも今日はどうしても勝ちたくて、2週間前に僕の大事な応援してくれる方が亡くなってしまって、その人のためにも勝ちたくて頑張りました。もっともっと強くなってスターになりたいので、もっと強くなります。もっと強くなってK-1のリングに立ちたいと思います。ありがとうございました」と勝利を喜びつつ、今後の意気込みをマイクで語った。
■試合後の武居由樹選手のコメント
「(試合の感想は?)初のメインで初防衛で。緊張というかフワフワしてた感じでした。1Rでダウンを取られて焦って。練習したことが出せなくて反省点ばかりです。メインは責任が違いました。(今年最後の試合だったが?)16年最後でプレッシャーもあったんですが、任せられたということで自信もついたのでよかったです。最初、ちょっと効いちゃってアセりましたね。3R盛り返して、自分も興奮したんですけどよかったです。
(いままでの試合とは違う?)いつもどおりという感じで考えてたんですけど、リングに上がったら浮かれていたというか。(16年はどんな年だった?)チャンピオンになって防衛できたので、来年もいい年にしたいです。(17年の目標は?)代々木のK-1で戦いたいです。もっとしっかり練習してK-1のチャンピオンになりたいと思います。ベルト二本を目指していきたいです。
(試合中、歓声は聞こえた?)全部聞こえてました。(試合は落ち着いていけた?)いや、ダウン取らなきゃいけないという感じでアセりましたね」
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