match result
試合結果
ダブルメインイベント第2試合(第9試合)◎Krush -67kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R
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試合レビュー
1R、開始から向かった渡部に塚越は右ストレートから返した左フックをヒット。渡部はいったん後ろに戻る。ミドル、ローを放つ渡部に、塚越は右ミドルから連携した左フックをヒット。しかし渡部はこれでひるまず逆に前へ出て、左ストレートで塚越を攻め攻勢となる。塚越は詰められないよう左回りして プレッシャーを避けていく。しかし渡部は左ストレートを当てて迫る。塚越はロープを背負うと駆けるようにしてロープ際から出る。
渡部は塚越の右ストレートを被弾しても前進を止めない。そして前回2度のダウンを奪った左ハイ。塚越も跳びヒザを繰り出し反撃し、さらに渡部に右ストレート、左フックを見舞い、ボディにヒザを突き上げる。渡部は大きく息を吐き出して反撃に転じ、左ストレート、ボディへの前蹴りと打ち込み、盛り返して終える。
2R、このラウンドも前に出てくる渡部に塚越は前蹴りを打ち込んで抑え、左右のステップワークで圧力を正面で受けないようにする。やや前進を止められる渡部。そこへ右ストレートを当て、塚越は左フック、前蹴りと猛ラッシュ。渡部はダメージを感じさせガードが落ちる。塚越は警戒しながらも右ストレート、左フック、右ヒザから返しの左フックをクリーンヒット。そして跳びヒザからの左フックで遂に渡部を前のめりにダウンさせる。
ダメージを感じさせる渡部だが立ち上がる。塚越はボディへのヒザから右ストレート、そて左フックから繋いだ右ストレートで2度目のダウンを奪う。
塚越は試合を決めんとボディへのヒザ、右ストレートと攻める。しかしロープを背負っいた渡部は左ストレートから前に出ていく。そしてここでも左ハイを繰り出す。塚越は前蹴りで渡部を下がらせ、2Rを終える。
3R、塚越は前蹴りで渡部を抑えんとするが、渡部はグイグイと前に出て来る。そして左右のストレートで塚越に迫る。左ハイも繰り出し、塚越をとらえていく。そしてさらに放った左ハイで塚越をダウンさせる。倒れた塚越はしかし冷静であるか、ゆっくりゆっくり休んでから立ち上がる。
塚越は前蹴りを放っていく。渡部へは左ミドル、左ストレートと迫り、塚越は腹を決めたように打ち合うう。頭を振りながら右ストレート、左フックを放つ塚越。渡部の左ストレートをかわし塚越は右ストレートを放っていく。
だが、次第に渡部が押してきて左ストレートで迫る。ボディへのヒザを打ち込む塚越だが、渡部は削られず止まらない。左ストレート、右フックと塚越を襲う。塚越は必死でクリンチして抑える。ボディへのヒザを打ち込んでも渡部は左ストレートと左ハイで迫る。押される塚越はここでもクリンチ。さらに渡部が左ストレートを打ち込み終了。
判定は28-27、27-27、28-26の2-0で塚越。敗れた渡部は勝者を称え、その手を掲げた。
塚越のマイク
「今日はご来場頂き本当にありがとうございます。渡部選手、本当に強かったです、ありがとうございました。初めてベルトを巻くんですけど、長かったです。ここまでずっと応援してくれた人たち、周りの仲間、本当に感謝です。でも本当に長かったので出来が悪くてすみません。ベルトを巻いている以上、強い相手と戦ってどんどん守っていくので、塚越仁志をよろしくお願いします」
■試合後の塚越仁志選手のコメント
「初挑戦でベルトを獲得した感想は?)不思議な感じですね、夢を見ているようです。(試合は壮絶だったが?)お客さんの声しか聞こえなくて、あとは何も覚えてないです。断片的に攻められているところが出てくるんですけど、勝ったんですよね?(笑)。まったく覚えてないです。まだ、全然実感がないです。(今日を迎えるまで、どんな思いだった?)とにかく、悪夢にうなされ続けました(苦笑)。魔裟斗さんに『初めてのタイトルは緊張するぞ』って言われてから、悪夢を見てました(苦笑)。でも、67に転向してからはやり続けたことが変わらないので、それが出たのかなって思います。(デビュー10年目で巻くのも珍しいというか)余計、縁が浅いものと思っていたので、でも、獲ったからにはチャンピオンとしてやっていきたいです。リングで巻いたときもフワッとしてましたし、いまだに夢見ているような気がします。(選手の相性は感じる?)そうですね。渡部選手は気持ちの強い選手なので、最後まで気を抜けないし、渡部選手だからこういう試合になったのかなって思います。前回負けて、今回勝った感じなので、このままじゃ終わらないんじゃないかなって。あんまり考えたくないですけど(苦笑)。
(試合に臨むにあたって一番考えてたことは?)練習を一貫してやってたことを、リングが変わってもやること。それができたのかわからないですけど、その結果がコレ(ベルト)なんだと思います。(いま、何がしたいですか?)コレ巻いて、バイク乗って、そのへんをグルグルしたいなって思いました。しっかり守っていきたいと思います。(今後の展望は?)誰の挑戦でも受けますし、どんどん試合をしていきたいです。しっかり防衛していきたいです。(左右田選手が泣いていたのは?)知ってます、グッときますね。左右田さんにずっとバカにされ続けたんですけど、その左右田さんが一番喜んでくれたので」
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