match result

試合結果

ダブルメインイベント第1試合(第9試合)◎Krush女子タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ
    NEXT LEVEL渋谷
    戦歴
    26戦 22勝(11KO) 4敗 0分
    0戦 0勝(0KO) 0敗 0分
    生年月日
    1992.7.29
    1978.12.8
    身長・体重
    160cm ・ 52.0kg
    155cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    三重県松阪市
    茨城県水戸市
    SNS

review

試合レビュー

 わずか4戦でKrush王者に上り詰めた“クラッシャー・クイーン”と、実にその10倍の40戦という戦績を持つグレイシャアによる女子タイトルマッチ。

 KANAは左のミドルから入り、その後も右ミドル、ジャブ、左アッパー、右クロスと積極的に攻めていく。しかしグレイシャアも右ロー、前蹴りを返し、右クロスをヒット。だがKANAはこれでリズムを崩さず、ワンツーからの左ボディ、右クロスとヒットを上げ、バックブロー、左ハイと大技でグレイシャアを脅かす。しかしグレイシャアも左ボディを返して応戦。KANAが右ローを入れればグレイシャアも右ローを返しと意地の張り合いが展開されるが、ラウンド最後はKANAが接近戦で左右ボディフックをまとめて自軍コーナーに帰る。

 2R、KANAが圧力を発して襲い掛かるが、グレイシャアも打ち合いの中でインサイドからの右ストレートでとらえる。続いて右アッパー。グレイシャアが出てくるとKANAはステップバックして踏み込んでくるその足に右ローをヒット。右ボディブロー、右ローと巧み試合運びを見せるKANA。しかしグレイシャアも左ボディから右ローを打ち込みまだ均衡は破られず保たれたまま。KANAは後ろ回し蹴り、右アッパーと攻撃がワンパターンにならない。前回紅絹からダウンを奪った左ハイも見せる。グレイシャアはボディへのヒザを見せるが、KANAは右クロス、右ロー、右フック、そしてバックブローと攻撃をまとめる。だが、グレイシャアはこれに下がらず、逆に前に出てKANAを押していく。そしてヒザとボディフックでボディを効かせ、右ストレートもKANAに浴びせていく。

 3R、グレイシャアは間合いを詰めて右ストレート、バックブロー。上背で劣るグレイシャアだが、KANAを押し下がらせていく。KANAはローを浴びせるが、グレイシャアは足を跳ね上げられながらも下がらない。ここが勝負と見たか、KANAは激しい左右の連打からハイキック。だが、グレイシャアはこのラッシュをこらえると2Rのようにボディへのヒザを打ち込み、再び前進。KANAはこれを止めんと後ろ回し蹴りを放つのだが、腹が効いているか、ややパワーが落ちている印象。それでもスタミナを発揮して連打を見せる。

 判定は30-28(KANA)、29-28(グレイシャア)、29-28(KANA)の2-1でKANA。レジェンド・グレイシャアに苦しんだが退け初防衛を成し遂げた。

KANAのマイク
「KOできなくてつまらない試合をしてしまいすみませんでした。でも、みんなの応援のおかげで接戦でしたが勝つことができました。たくさん応援してくれたみんな、ありがとうございました。自分の実力はまだまだですが、これまで盛り上がらなかった女子格闘技をもっともっと強くなって引っ張っていきます。まだまだ強くなるので応援お願いします」

■KANA選手の試合後のコメント
「(試合の感想は?)今日はKOで勝つことが目標だったのに判定までいってしまって、課題がたくさん残った試合だなと思いました。(相手の印象は?)やっぱり自分の弱点をついてきたので、こちらのいいところを消されて、そこは相手のよさが目立ったなって思いました。(今後の目標は?)まだまだ、経験も浅いんですけど、もっともっと実績を積んで女子格闘技を盛り上げて、K-1の舞台でも女子のカードを組んでもらえるように、強くなっていきます」

■グレイシャア選手の試合後のコメント
「(試合の感想は?)ひさびさにこんなに打ち合うっていう試合をしたので、疲れました。チャンピオンの気持ちの強さを感じましたし、前回の試合(4.10後楽園・vs紅絹)よりも力が上がっているというのを、身体で実感した試合でした。(今後の目標は?)若手を育てる(苦笑)。KANA選手に負けないような若手を育てたいなって思っています」

movie

動画

試合情報

BRAND
大会名
2016年7月18日(月・祝)Krush.67
日程
2016年07月18日(月)
会場
後楽園ホール
選手
back
チケット購入