match result
試合結果
ダブルメインイベント第2試合(第10試合)◎Krush -70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R
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試合レビュー
山崎は右ローで先制するが、ピケオーはすぐリーチに優れた左右ストレートを伸ばして山崎をコーナーに追いつめる。そして右フック、右ロー、左フックと襲い掛かる。ボディに突き上げるヒザも鋭角で山崎をヒヤリとさせる。山崎はコーナーを背負って応戦を強いられ、右クロス、左ボディフックと返すが、ブロックしながらステップでピケオーから距離を取る。しかしピケオーはすぐにまた詰めてきて、左右ストレートから顔へのヒザ、そしてボディへのヒザと追撃を緩めない。顔が紅潮する山崎だが気持ちを折られず、ピケオーが入ってきたところに右クロスを見舞う。
2R、ピケオーをロープに詰める山崎だが、ここでピケオーは左のストレートを打ち下ろし、山崎はこれに尻餅をついてダウン。ピケオーはフィニッシュを狙って攻撃のピッチを上げ、左フック、右ストレートと山崎を襲う。持ちこたえる山崎だが、ピケーはフック、アッパー、跳びヒザと山崎をコーナーに詰め攻め立てる。左右ボディフックを連打すると、ピケオーはそこからアッパーを突き立てる。場内は山崎に「陽一」コール。右目横から血を流しながら向かった山崎だが、ピケオーはさらに右アッパー、右フック、左右ストレートと攻撃を加え、山崎は前方に倒れ、ノックアウトとなった。
ピケオーのマイク
「まずスポンサーに感謝したいです。そして会場で応援してくれたみなさんにも感謝します。山崎選手ありがとうございました。すごく強い選手でした。ですが私は勝つために、KOするつもりで来ました。ベルトを守りましたが、K-1のベルトも取りたいと思っているのでチャンスを頂ければと思います。また日本に戻ってきて試合をしたいです」
■ジョーダン・ピケオー選手の試合後のコメント
「(試合の感想は?)今回の試合は最初、リラックスして臨むことができた。序盤、相手の出してきたローが効いたが、カットしてパンチとヒザで試合を組み立てた。(対戦相手の印象は?)とくに効いたパンチはなかった。一度、観客が盛り上がったパンチがあったが、それも効かなかった。やはり、効いたのは最初のローだったが、こっちは距離を取ってカットして、あとはジャブをうまく利用して試合を運んだ。(今回はジャブを磨いてきた?)とくに練習してきたわけではなく、最初にいろいろなものを試してみて、その中で効果があったもので攻めていった。最初、左フックは不発に終わり、右フックも相手が距離を詰めてきたこともあり、効かなかった。その後、ジャブでダメージを与えることができたので、それで試合を組み立てていった。(山崎選手のガードの空いているところを突いていたイメージがあるが?)基本的にボディを狙っていきたかったが、彼が距離をつめてきたため、なかなか思いどおりにいかなかった。自分自身はアグレッシブにいきたかったが、彼がガードを固めて距離を詰めてきたので、それをプッシュすることに集中した。なぜか、レフェリーが自分に対してホールディングの注意をしてきたが、自分からやったつもりはない。今日はジャブが試合のすべてだと思っていた。彼に近づかせないようにしながら、ジャブを入れていった。(今回の勝利で、ベルトを防衛していく自信は深まった?)このベルトを引退まで守り続けるのが自分の仕事だと思っている。(ファンへのメッセージを)ファンのみなさん、ありがとうございます。応援が力になりました。自分はKrush-70kg級のチャンピオンだが、機会があればK-1のベルトにも挑戦したいと思っています」
■山崎陽一選手の試合後のコメント
「(試合の感想は?)強かったですね、それだけです。(序盤はローの作戦だった?)そうですね。足と腹を崩して、上を狙おうかな、と。まあ、相手のパンチが重かったですね。ジャブがストレートみたいで。(今後については?)ちょっと休んで、また考えたいと思います。(ファンへのメッセージを)負けてしまったんですけど、応援してくれるかたには感謝しかないです。ありがとうございました」
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試合情報
- BRAND
- 大会名
- 2016年7月18日(月・祝)Krush.67
- 日程
- 2016年07月18日(月)
- 会場
- 後楽園ホール
- 選手