2010年12月、初代王座決定トーナメント1回戦で対戦している2人。石川を下した卜部はそのままトーナメントを制し、初代王者の栄光を手にした。瀧谷vs寺戸と同様に、初対戦とは立場を変えて、挑戦者・石川が王者・卜部に挑む形となる。1R、石川は細かくジャブのフェイントを入れながら、テンポ良くローを蹴っていく。しかし卜部がそこに右ストレートのカウンター! 尻餅をついた石川にダウンが宣告される。石川はすぐに立ち上がってレフェリーに猛抗議するが、レフェリーはダウンカウントを続ける。しかしダメージを感じさせない石川は2Rから反撃を開始。飛びヒザ蹴り、ハイキック、ローと手数を増やす。卜部もそこにパンチのカウンターを狙うが、石川が巧みに体を密着させて、それを許さない。そして3R、石川の右ストレートで卜部が左目尻を大きくカット! ドクターチェックとなるが試合は続行される。再開後、顔を血で染めながらパンチで前に出て行く卜部。右ストレート、飛びヒザ蹴り、ハイキックで攻める石川。どちらも決定打がないまま試合終了となり、判定は0-0の引き分け! ドロー防衛となった卜部は「石川選手はやっぱりスター選手でした。試合はドローだったけど…俺がスターです。俺がKrushのエースです。今年1年、Krushを引っ張っていけるよう頑張るので、今年もKrushをお願いします」とマイクアピールした。