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ストーヤン、和島大海、小田尋久、ダリル、アカピャン、ジュンファ…明日の決戦へそれぞれの意気込み=10.5K-1WGP前日計量&会見

左から和島、フェルドンク、ストーヤン、小田、アカピャン、ジュンファ
 10月4日(金)大阪にて、開催を明日に控えた『K-1 WORLD GP 2024』の公開計量と前日記者会見が行なわれた。2部構成の1部ではスーパーファイト/ワンマッチを中心にした3試合、6選手が登壇して、それぞれが意気込みを語った。

 各選手のコメントは以下の通り。
▼第14試合/スーパーファイト K-1スーパー・ウェルター級 3分3R 延長1R
ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike’s Gym)
vs
小田尋久(日本/TEAM3K)

 ストーヤンは元GLORYライト級(-70kg)2位の強豪で、17年には現GLORY世界ライト級王者のティジャニ・ベズタティに勝利している。22年12月に初来日し、RISEのリングでシュートボクシング王者の海人と対戦し接戦となった。オランダの名門Mike's Gymで激しい練習を積み、24年3月のK-1WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント開幕戦ではカスペル・ムシンスキと対戦し判定負けも、代役で準々決勝に出場するとブアカーオ・バンチャメークからダウンを奪い判定勝ち。準決勝はデング・シルバを下し、決勝はヴィクトル・アキモフをKOして世界一に輝いた。

 小田はフルコンタクト空手出身で、2021年11月にプロデビュー。“マッスルタンク”のニックネーム通りのムキムキボディの持ち主で、空手の蹴り技にプラスしてパンチの強打を持つ。Krushには23年2月の夜叉猿戦で初参戦し、判定勝利。8月に山崎陽一からKO勝ちを収めるも、11月にフランスで初黒星。24年2月はKNOCK OUで中島弘貴から判定勝ちで再起すると、5月は第5代Krushスーパー・ウェルター級トーナメント準決勝で森田奈男樹をKOし、8月の決勝で璃久を破って同級王座を獲得した。

ストーヤン・コプリヴレンスキー
「(意味込みと対戦相手の印象)こうして戻って来れて嬉しいです。明日のために準備をしてきましたんで、とても楽しみです。相手は、とても若くてハングリーに戦う選手。だからこそ、すべて出して向かってくると思っています。私にとって相手は誰とかは関係なく、すべてを出して戦います。

(MAX世界大会に出場した感想と今後の目標)MAX決勝大会は、最高のトーナメントでした。小さい頃から見ていたK-1MAXで優勝できて、しかもそのトーナメントでブアカーオ選手に勝ったこと、すべてが夢のようで楽しめました。でも、それは過去のことで、これからのことを考えていきます。K-1は大会数も増えていき、盛り上がっているイメージがあります。今後、この調子で盛り上がっていけば、世界のK-1になると思っています。

(小田選手の筋肉を見て)試合は、筋肉ではなく技術で戦うもの。何とも思いませんでした」

小田尋久
「(意味込みと対戦相手の印象)Krushベルトをとって一戦目で、ストーヤン選手と戦えることに感謝しています。明日は挑戦者という気持ちで試合をしたいと思います。ストーヤン選手が勝つとみんなが思っているでしょうけど、その下馬評を覆して自分が勝ちたいです。相手は間違いなく、自分が戦ってきた中でも最強の相手。明日は体重もクリアしたので、いい試合になると思います。

(MAX世界王者を前にして肉体はどうだったか?)そこは自分が勝っているなと思いました。自分はマッスルタンクという異名なんで、明日も試合で見せようと思っています。

(筋肉は勝負に関係ないと言われたこと)それはそうなんですけど、僕の持ち味は筋肉なんで、そこをちゃんと見せたいと思います。筋肉の方が強いと見せたい」
▼第12試合K-1スーパー・ウェルター級 3分3R 延長1R
和島大海(日本/月心会チーム侍)
vs
キム・ジュンファ(韓国/安養サムサン)

 和島は、昨年12月のオウヤン・フェンとのK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチで2RKO負けを喫しK-1スーパー・ウェルター級王座から転落。今年3月のK-1 WORLD MAX一回戦でダリル・フェルドンクにKO負けを喫し、今回が再起戦となる。

 ジュンファは、韓国のメジャー打撃格闘技大会『MAX FC』のウェルター級(-70kg)とミドル級(-75kg)の2階級を制し、IFMAアマチュア世界ライトヘビー(-81kg)王者にも輝いた。パンチの強打を武器に22勝のうち10KOと高い決定力を持っており、K-1初参戦でどんなファイトを見せてくれるのか注目が集まる。

和島大海
「(意味込みと対戦相手の印象)今回、復帰戦になるんですけど、ベルトを取られたりKOで負けてすごく落ち込みました。でも、もう一回、ここに並んでいるような強い選手とやろうと決めたので、覚悟を見せたいと思っています。キム選手は、韓国で2階級チャンピオンで強い選手。KOで終わると言っているので、僕もそれに応えて復帰したいと思います。

(相手の印象)すごい身長差があって厚みがある。前に出てパンチを振ってくる。(イケメン度は)1RKO勝ちです!

(復活への手応え)自信もありますけど、試合をして勝つことでもっと自信がついてくる。勝ち続けて、またチャンピオンになれるように勝っていきたい。

(MAX決勝大会に出場した選手と並んでいる心境)
今回の相手は、前回のトーナメントには出ていなかったんですけどチャンピオンなので、油断はしていないですし絶対に勝ちたい。その上で、ここに並んでいる選手たちに勝ちたいし、ダリル選手にも必ずリベンジします」

キム・ジュンファ
「(意味込みと対戦相手の印象)今回の試合は、KOになると思います。判定ではなくKOで決まるでしょう。判定にならないと思います。相手の過去の試合を見ましたが、相手を見る目が高く試合が上手な印象です。そして、イケメンで可愛いです」
▼第11試合K-1スーパー・ウェルター級 3分3R 延長1R
ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)
vs
ゾーラ・アカピャン(アルメニア/Gridin Gym)

 フェルドンクは“美しい人狼”と呼ばれているオランダの強豪ファイター。ヨーロッパのキックボクシング団体『Enfusion』の元ライト級(-70kg)王者で、K-1初参戦当時は11勝のうち7KOと高いKO率を持っていた。とくに左フックが強く、パンチの回転の速さで相手のガードを弾くパワーが持ち味。24年3月のK-1初参戦ではK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦で、和島大海をKOしてサプライズを起こした。続く7月の準々決勝はデング・シルバに判定負けを喫した。

 アカピャンは、“悩殺の貴公子”がニックネームのイケメンファイター。ムキムキボディから放たれるパンチは破壊力があり、ヒザ蹴りへつなげて倒すテクニックも持ち合わせる。24年3月にK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦へ初出場すると、タラス・ナチュックから判定勝ち。続く7月のK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント準々決勝はカスペル・ムシンスキと対戦するも、判定負けを喫した。

ダリル・フェルドンク
「(意味込みと対戦相手の印象)日本へ戻ってこれて嬉しく思っています。最高の状態に仕上がっていますので、いいパフォーマンスを見せられると思います。前回よりも激しい試合を見せられると思いますので、楽しみにしていてください。相手は、とてもいい選手だと思っています。強い選手と戦うと、自分もいいスキルを見せられるので楽しみです。

(MAX世界大会に出場した感想と今後の目標)決勝大会で自分は勝ち上がることができなかったんですけど、自分のすべてをお見せできたことは良かったと思っています。今後については、まずは目の前の試合に集中してから考えたい」

ゾーラ・アカピャン
「(意味込みと対戦相手の印象)日本へ来るのは3回目になります。とてもいい国で気に入っています。相手はマジメな強い元チャンピオンだと認識しています。でも私は、とてもいいチームを代表してきています。そこにはアレクセイ・イグナショフ、チンギス・アラゾフたちが所属していました。私も彼らに負けない試合をお見せしたいと思います。

(MAX世界大会に出場した感想と今後の目標)
これまでもK-1のベルトをとることが目標で、それは変わらない。勝利へ向かって前に進むだけです」
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