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元ONE王者ペッダム、与座優貴倒し王座獲りへ「結果を出してK-1チャンピオンになる」=9.29代々木

 9月29日(日)、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催の『K-1 WORLD MAX 2024』の[スーパーファイト/-63kg契約/3分3R・延長1R]で第6代K-1 WORLD GPライト級王者の与座優貴(日本/team VASILEUS)と対戦する元ONEキックボクシング・フライ級(-61kg)王者のペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ/Petchyindee Academy)がインタビューに応じ、初のK-1参戦について語った。

 ペッダムは、ルンピニースタジアム認定バンタム級王座とWBCムエタイ世界フェザー級王座をそれぞれ獲得し、TOYOTAマラソントーナメント・フェザー級でも優勝。2018年からONEに参戦し3試合連続で勝利を収め、19年5月にエリアス・マムーディを破り、初代ONEキックボクシング・フライ級(-61kg)王者となった。8月にイリアス・エナッシと対戦して王座を失うも、20年1月にMOMOTAROから判定勝利。20年7月にロッタン・ジットムアンノンと対戦し、21年9月に内藤大樹と激闘を繰り広げた。

 与座は、今年3月のRISEとの対抗戦で中村寛と対戦も、後ろ蹴りが急所に入ったアクシデントが発生し、途中までの判定となり勝利。続く7月のゴンナパー・ウィラサクレックとの新旧王者対決は、1RKO勝ちで強さを証明したばかりだ。
――21年9月に内藤大樹選手と戦った後は、どんなペースで試合をしてきたのか具体的に教えてください。

「21年に内藤選手にキックボクシングルールで負けた後は、あの試合は勝つべき内容だったという思いがあり、とても気持ちが落ち込んでいました。それでも22年はムエタイの試合を行い、23年にはRWSに参戦していました」

――K-1初参戦となりますが、首相撲なし、ヒジ打ちなしのルールに挑戦しようと思った理由は何だったのでしょうか?

「私はこれまでK-1で戦ったことがないため、これはとても大きな挑戦になります。このルールにどこまで順応できるのか、学びたいと思います」

――これまで数々のタイトルを獲得してきましたが、現在のモチベーションはどこにあるのでしょうか?

「私はムエタイとキックボクシングルールの両方でチャンピオンになりましたが、K-1は初参戦なので、タイトルはまだありません。ベストを尽くしてチャンピオンになりたいと考えています」

――対戦相手の与座優貴選手は、空手をバックボーンに持ち、ゴンナパー・ウィラサクレック選手を1ラウンドにKOしたばかりです。

「与座がゴンナパーを1ラウンドのKOしたことは知っています。彼は空手出身なので強いと思いますが、でも私のムエタイのテクニックの方が上だと思います

――与座選手は、強烈なローキックや多彩な蹴り技を持っています。蹴られない自信はありますか?

「彼のようなキックボクシングのスタイルの選手とは、これまで何度も対戦してきました。私のトレーナーは日本にいたことがあるし、日本の選手を育てたことがありますので対策は十分に立てられます」

――与座選手の攻撃は脅威ではないと。

「問題ないです。私はパンチとローキック主体の日本人や中国人ファイターと数多く戦って来ました。恐れることは何もありません」

――与座選手は世界最強を目指しています。

「彼は世界最強になれるかもしれないけど、その前に私を越えなければならない」

――与座選手は、今、ONEに参戦している武尊選手や野杁正明選手と一緒に練習しています。日本人ファイターの強さは、どこにあると思っていますか?

「スピード、敏捷性、あとは攻撃力」

――では、ムエタイの強さを教えてください。

「ムエタイファイターは、高いテクニックを持っているため、いつでも相手を倒す準備ができています。そして、試合で負けるたびに自分の映像を見て弱点を分析し、次の試合で改善することができます。その向上心も強さの一つです」

――最後にK-1での野望や目標、意気込みをお願いします。

「私はK-1で戦ったことがないため、ベストを尽くして結果を出して、今度はK-1チャンピオンになりたいです!」
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