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金子晃大「日本人の強さを見せたい」55kgトーナメントで各選手意気込み=7.7「AZABU presents K-1 WORLD MAX 2024」前日計量&会見

 7月7日(土)都内にて、開催を明日に控えた『AZABU presents K-1 WORLD MAX 2024X』の公開計量と前日記者会見が行なわれ、3部構成の2部では「K-1 WORLD GP 2024 -55kg世界最強トーナメント開幕戦」に出場する選手8名が登壇した。
“日本の逆襲”をテーマに行われる-55kg世界最強トーナメントは、K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大を筆頭に、金子の最大のライバルで第6代Krushスーパー・バンタム級王者の玖村将史、第7代Krushスーパー・バンタム級王者の璃明武、初代Krushフライ級王者の大久保琉唯と日本を代表するトップ選手が揃った。
 各選手の紹介と会見コメントは以下の通り。
◎K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント1回戦(1) 3分3R延長1R
金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)
vs
カン・メンホン(カンボジア/International Fight Gym/IPCCクンクメール世界-54kg王者)
 第3代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子は、昨年9月に玖村将史との3度目の対戦で、延長判定勝ちを収め、王座防衛に成功。12月はラン・シャンテンから判定勝利し6連勝。24年3月は、RISEのリングに乗り込み鈴木真彦を破り、リベンジを成し遂げたばかりだ。
 メンホンは、カンボジアの格闘技クンクメール-54kgの世界チャンピオン。戦績は111戦82勝(30KO)17敗12分とキャリアが豊富で、弾丸のごとく飛び込み、豪快なロングフックからハイキックにつなげるコンビネーションは脅威。世界で新風を呼び込んでいるクンクメールの最強ファイターが、K-1でも猛威をふるうことになりそうだ。
金子
「(意気込みと対戦相手の印象)明日はPPV、チケット買ってくれた人が、買ってよかったという試合を見せたいと思います。カンボジアから来てくれたことに感謝して、リスペクトを持って倒したい。(テーマは感謝?)感謝ですね。(他の試合に負けない気持ちは)そこは、他の人が評価することなんで。でも日本人の強さを見せたい、心の強さを見せたいです」
カン・メンホン
「(意気込みと対戦相手の印象)クンクメールからきました。今はすごく調子いいです。金子選手はいい選手だと思いますが、大丈夫、クンクメールが勝ちます。(クンクメールとタイの比較は)タイのムエタイと違って、クンクメールの方が強いです」
◎K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント1回戦(2) 3分3R延長
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級王者)
vs
アンジェロス・マルティノス(ギリシャ/FFK-POLITIS TEAM/ISKA世界ライト級王者)
 璃明武は、21年8月に第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメントに出場して決勝で鬼山桃太朗を下して、同級王座を戴冠。23年7月に永坂吏羅戦で初防衛に成功。今年3月に倉田永輝をKOで下し二度目のKrushスーパー・バンタム級王座を防衛したばかりで、初の外国人選手と対戦する。
 マルティノスは、2023年9月のK-1横浜大会に初参戦をはたしたISKAの世界タイトルを保持するギリシャの若き実力者で、K-1フェザー級王者・軍司泰斗に0-2で判定負けを喫したものの、最後まで苦しめた強豪だ。今回は階級を落とし、K-1MAX-55kg世界トーナメント開幕戦にエントリーした。
璃明武
「(意気込みと相手の印象)明日に向けて準備をしてきましたので、しっかりと勝ちたいです。身長差があるかなと思っていましたが、なかったなとやりやすいかなと思いました。ISKAのタイトルとか持っている選手なので、楽しみです。(相手が踏み台にしたいといったことについて)一回戦なんで、同じ気持ちじゃないですかね。(対戦相手が変わったことの影響は)そういうことはあると思うので、とくに問題ないです。変わる前の相手も今回と同じサウスポーの選手なので、それはラッキーだったなと思います」
アンジェロス・マルティノス
「(意気込みと相手の印象)明日は素晴らしい日になる。これまでやってきたことを実現するためにやっていきます。相手は、強い選手。でも彼との戦いは次回へのステップに過ぎない」
◎K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント1回戦(3) 3分3R延長1R
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)
vs
アントニオ・オルデン(スペイン/El Origen Thaimartin/Orden Team/はWBCムエタイ世界フェザー級王者)
 玖村は、昨年3月にRISE・鈴木真彦から勝利。9月は金子の持つK-1スーパー・バンタム級王座への挑戦するも、延長で判定負け。今年3月にルカ・チェケッティから判定勝ちを収め、世界一を狙う。
 スペインのオルデンは、7つのタイトルを持つベルトコレクターで、17年4月にK-1 WORLD GP第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント一回戦に参戦し、武居由樹と対戦するも、慣れないルールだったためか、ヒジ打ちの反則をしてしまうなどいいところなく敗北してしまう。23年10月にはONE Friday Fights 36でポンシリ・スージーバミーキアオから判定勝ちを収め、K-1へのリベンジとともに世界トップを目指す。
玖村
「(意気込みと相手の印象)試合が決まってから、やれることをやってきました。しっかり仕上げてきたので、楽しみにしてください。相手は、いい人そうでしたが、しっかり倒します。(兄の修平選手が復活KOしたが刺激は?)修平はなかなか勝てない中、ああいう形で復活して刺激になったし、1RでKOしたんで、修平以上の勝ち方をして成長したところを見せたいと思います。(オルデンの武居戦との試合の違い)映像は見ましたけど、サウスポー同士の戦いだったので、最近の試合を参考にしました。武居選手以上の勝ち方をしたいと思っています」
アントニオ・オルデン
「(意気込みと相手の印象)また来れて最高です。楽しみにしています。相手は、素晴らしい選手。でも勝つのは私です」
◎K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント1回戦(4) 3分3R延長1R
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
vs
ジャオ・ジェンドン(中国/深セン盛力人和ファイトアカデミー/CFP/2022年貴州台江全国キックボクシング招聘試合-52kg級16人トーナメント優勝)
 大久保は、22年6月の「THE MATCH 2022」で那須川天心の弟・龍心に勝利。9月は初代Krushフライ級王座決定トーナメントを制し、プロ4戦目にして王座に就いた。23年からバンタム級に階級を上げ、今年3月に壬生狼一輝を破った。
 対するジェンドンは、19歳の中国期待の新鋭。26戦して25勝と優秀な戦績を残し、甘いマスクとは裏腹に、ゴングが鳴るとアグレッシブに攻めるスタイルが特長だ。
大久保
「(意気込みと相手の印象)勝つ練習をしてきたので、明日が楽しみです。初めてジェンドン選手と会って、思ったよりも身長が高いかなと。でも、ぶっ倒してやるつもりです。(反骨心は)99%の人が、大久保いらないとかいろいろなことを言われたけど、逆にやる気になりました。絶対に見返してやりたいという気持ちになりましたので、自分自身が楽しみです」
ジャオ・ジェンドン
「(意気込みと相手の印象)今回、MAXに出場できて光栄です。嬉しく思います。大久保選手は、とくに大きな印象はないですが、明日、拳を交えて最高の試合をします」
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