5月22日(水)都内にて、7月7日(日)に国立代々木競技場第二体育館大会で開催の「K-1 WORLD MAX」の記者会見が行われ、スーパーファイトが追加発表された。
決定したカードは、[K-1スーパー・フェザー級(-60kg)/3分3R・延長1R]の山本直樹(日本/K-1 ジム五反田チームキングス) vs.松山勇汰(日本/ALONZA ABLAZE) 。
山本はK-1・Krushで活躍した山本優弥を兄に持ち、24歳でプロデビューを果たす。21年10月スタートの第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメントでは準決勝で横山朋哉に敗れてベルトには手が届かず。22年2月、この敗戦を機に優弥道場からK-1ジム五反田チームキングスに移籍。23年6月に斎藤祐斗から判定負けも、10月の松本和樹で再起戦を勝利で飾った。
松山はK-1甲子園2020 -60kg王者で、2020年12月に梅田将成戦でプロデビュー。1R31秒の短いタイムでKO勝ちを収め、注目を集める。2戦目となった水津空良戦も1R79秒でKO勝ちし、さらに飛躍する。だが、21年12月にKrushで寺田匠と対戦し、ダウンの応酬の末に初のKO負けを喫してしまう。
翌22年6月に目黒翔大から判定勝利を収め再起する。24年3月にRISEとの対抗戦に出場し、原口アンドレイを下し現在6連勝中。今回、ベテランの山本に、躍進中の若手ホープ・松山に挑む一戦となった。以下、会見に登壇した2人のコメント。
山本直樹
「前回の試合から結構期間が空いているんですけど、この素晴らしい舞台に出場できるということと、対戦相手が何より60kgで次にタイトルマッチを組まれてもおかしくない選手と戦えることをすごく興奮しています。必ず激戦になるので、楽しみにしていてください。
(相手の印象)若いですし、これからK-1を引っ張っていく選手なんじゃないかなと思うけど、近い距離で仕留めます。
(若手の台頭という見所のある試合についての反発心はあるか)自分なんか別にベルトも取ってないし、ベテランだと思ってなく、ずっと挑戦者のつもりで、これからまだまだ強くなるつもりなので、挑戦者のつもりで叩き潰したいと思います。
(キャリアが浅くて若い選手が自分のポジションを奪いにくるという意識はないか)ないです。
(松山の活躍ぶりをどう感じていたか)自分の戦った選手とかをKOしていて、これから絶対に上がってくる選手だなと思っていました。次期挑戦者でもおかしくない戦績も出していますし、華もありますし、自分はまだベルトを獲るためにやっているので、ここは負けません。勝ちます。
(どういう決着を望むか)毎日、トレーナーと1対1で話しながら、細かい技術も練習しながらやってるんですけど、技術のことはもちろん、私生活のことも色々教わって、まだまだ自分の伸びのある心理体がレベルアップしてるので、次の試合でそれを全てぶつけたいと思います。
(私生活のどういったことを具体的に教わっているか)それは秘密でお願いします。自分が結果を残してベルトを取ったら、その時、またその質問をくれたら嬉しいです。それまでの楽しみにしてください(笑)。
(過去の経験は、今回の試合でどう活かされるか)自分が成功したこと、失敗したこと、悪かったところ、良かったところ、そういうものがやっと重なってきたと思うので、それが重なったときは自分が強い姿を見せると思うので、それを次の試合で見せたいと思います。
(ファンにメッセージ)死んでもいいんで勝つんで、見てくれる皆さんには感動だったり、パワーだったり興奮を与える試合にするので、楽しみにしていてください」
松山勇汰
「今回からジム移籍して初めての試合です。どんな風に変わったかというのが注目されると思うので、今まで以上の強くなった姿を見せられるように頑張りたいなと思います。
(相手の印象)いい意味でしつこいというか、淡々とずっと攻めてくる相手だと思うので、自分のスタイルとは真逆のスタイルの選手かな、という印象です。
(ALONZA ABLAZEで練習を始めたのはいつから?)4月の頭から前のジムの応援してもらう。前回の試合が終わって4月の頭くらいから練習はしています。移籍の理由はいろいろあるんですけど、前のジムのレオナ(・ペタス)さん、半澤(英俊)トレーナーにも自分の意見を応援してもらうという形で送り出してもらったので、問題ないです。
(練習環境は変わって、今までとかなり違う部分は?)卜部(功也)会長のミットで自分の意見をしっかり話しながらやっているので、これといってめちゃくちゃスタイルが変わったなとか、やりにくい、やりやすいというのは、良い意味であまり感じていない部分です。
(どういう決着を望むか)前回は倒そうとしすぎて倒せない部分がありました。今回は新しく環境が変わったので、そのジムでやるべきことをやって、最終的に倒せたらいいなぐらいの力まずにいきたいなと思っています。
(今後の展望)強くなりたいというところの一つの形としてベルトがあると思うので、今はKrushでもK-1でもとにかくベルトを目指して勝ち進んでいきたいと思っています。
(前回の原口アンドレイ戦のような他団体との対抗戦の経験は今後どういうふうに活きるか)?この前の試合は、相手どうこうというか、完全に自分の欠点が見えた試合だったので、今はそこを考えながら練習しています。
(同階級のK-1チャンピオンは前のジムの先輩のレオナ・ペタスになるが意識はしているか)まだ自分がレオナさんのところにたどり着くまでには、あと数年かかる場所だと思っているので、今はまだ特にレオナさんと戦うことは考えていないです。
(ファンにメッセージ)前回は自分らしさを見せることができなかったので、今回はしっかり自分の動きを作り上げて、いい動きを見せられるように頑張るので、楽しみにしていてください」