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MAX決勝トーナメントの組み合わせ決定!オウヤン・フェンの初戦の相手は、ワイルドカードに=7.7K-1 WORLD MAX

 3月21日(木)都内にて、20日に開催された「K-1 WORLD MAX 2024」の一夜明け会見で、K-1 WORLD MAX 2024 -70㎏世界最強決定トーナメント決勝戦のトーナメント組み合わせ抽選会が行われ、MAX世界大会開幕戦を勝利した7選手が出席した。決勝トーナメントは、7月7日(日)に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催の「K-1 WORLD MAX 2024」で行われる。

 今回の抽選方式は、過去のK-1 MAX世界トーナメントファイナル8で採用されてきたものと同じシステムを復活。最初に選手たちがナンバーボールを順番に引き、そのボールに書かれた番号順にトーナメントの枠のどこに入るかを自らが選択するというもの。
 
 ナンバーボールを引く順番はトーナメント一回戦の試合結果を受け、早いラウンド時間でKOした選手→判定勝ち(3‐0→2‐0→2-1の順番となるが、3‐0の選手が多い場合は判定ポイントで大きく差を付けた選手を優先)となり、デング・シルバ→ダリル・フェルドンク→ヴィクトル・アキモフ→オウヤン・フェン→ゾーラ・アカピャン→カスペル・ムジンスキ→ロマーノ・バクボードの順にボールを取り、次に枠選びのステージへと進んだ。
 1番のボールを選んだのはオウヤン・フェンで、休憩が多く取れる1回戦第1試合のA枠を選択した。そして、2番のボールを引いたアキモフは第3試合のE枠へ。3番のバクボードはF枠を選び、この時点でまず決勝トーナメント1回戦のアキモフvsバクボードが決定した。
 4番のシルバは第2試合のC枠、5番のムジンスキは第4試合のG枠へ収まる。6番のフェルドンクは第2試合のD枠を選び、これでシルバvsフェルドンクが決定。さらに7番のアカピャンは、第4試合のH枠を選んだことでムジンスキvsアカピャンに。主催者推薦の現在交渉中のワイルドカードの選手は、自動的に最後まで空いていたB枠となり、オウヤン・フェンとの対戦が決まった。
1番のボールを引いたオウヤン
 以下、K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント準々決勝組み合わせ。
第1試合:オウヤン・フェンvsワイルドカード(?)
第2試合:デング・シルバvsダリル・フェルドンク
第3試合:ヴィクトル・アキモフvsロマーノ・バクボード
第4試合:カスペル・ムジンスキvsゾーラ・アカピャン
 なお、主催者が推薦するワイルドカードについてカルロス菊田プロデューサーは「誰もが見ても納得できる選手を呼びたい」と明かし、K-1ファウンダーで正道会館の石井和義館長は「海外の凄く強い選手と交渉しています」とコメントした。優勝候補のオウヤン・フェンが誰が対戦するのか注目が集まる。
以下、各選手のコメント。
オウヤン・フェン(中国)※パスカル・シュロスに判定勝ち
「昨日の試合で勝てて非常に嬉しいです。対戦相手は非常に強かったです。彼と二人とエキサイティングな試合を作れたと思います。感謝しています。
(枠を選んだ理由)もちろん自分はナンバー1を引いたので、皆さんはA枠を選ぶのを期待したと思うのでA枠を選びました。
(準々決勝組み合わせが決まって)自分の目標はこれからのトーナメントに毎試合を全力で戦って、もちろんMAXで優勝してチャンピオンベルトを獲ることです。
(誰も対戦を選んでくれなかったことについて)他の選手は一番難しい相手のワイルドカードの選手と当たるように避けたんじゃないでしょうか。
(強い相手と交渉中と聞いて)全く関係ないです。試合が決まればやるだけです」
デング・シルバ(ブラジル)※璃久に1RTKO勝ち
「昨日は今まで練習してきたことを全て出し切れたので良かったと思います。KOもできたので本当に良かったです。あとは、7月7日の試合を待つのみです。
(枠を選んだ理由)チャンピオンがA枠を選び、僕もちゃんと実力を示せるようにC枠を選びました。僕はブラジルで一番強いチャンピオンなので、世界一を証明するためにチャンピオンがいる枠を選びました。
(準々決勝の相手の印象)素晴らしい試合をしたと思います。インスタなどでも試合を見ていて、凄く楽しい試合ができると思うので7月は楽しみにしてください」
ダリル・フェルドンク(オランダ)※和島大海に1RKO勝ち
「昨日は勝ってとても嬉しく思います。1RでKOできたので非常に嬉しいです。
(枠を選んだ理由)HかDで悩みました。自分の名前がダリルなので、頭文字のDを選びました。
(準々決勝組み合わせが決まって)相手はシルバ選手となりましたが、勝てるように頑張ります。誰もがベストな選手になりたいと考えていると思いますが、なるようになる、勝つ者が勝つという世界なので私のチャンピオンへの道だと考えています」
ヴィクトル・アキモフ(ロシア)※中島玲に2RKO勝ち
「昨日のトーナメントで私がダークホースだったことはよく分かっています。それでも頑張って美しい試合、美しいKOで終わることができて嬉しく思います。
(枠を選んだ理由)特にありません。この表を見たときに、そこがいいのではと思いました。
(準々決勝組み合わせが決まって)対戦相手のバクボード選手も今回急遽決まった選手ということで、次回戦うことを楽しみにしてます。
(準々決勝の相手の印象)急遽参戦したファイター同士ということで、次回は100%、またはそれ以上の力を出せると思います。ここに集まっているどのファイターもレベルの高い最強だと思います。それぞれが自分の戦い方をして勝ち残ったものが、ファイナルに進み、チャンピオンになれると思います。それに向けて頑張りますし、他の選手に対しても尊敬の気持ちを持って戦いたいと思います」
ロマーノ・バクボード(スリナム)※タナンチャイ・シッソンピーノンに延長判定勝ち
「試合は4Rになりました。今回勝ってここにいることを嬉しく思います。
(枠を選んだ理由)A枠に入ったフェン選手とファイナルで戦いたいのでこの枠を選びました。
(準々決勝の相手の印象)アキモフに注目をしていくだけです。その隣の枠で勝ち上がった選手との試合に集中して、決勝戦に上がってきた人間に集中するだけです。アキモフに対してはバックブローを警戒しています」
カスペル・ムジンスキ(ポーランド)※ストーヤン・コプリヴレンスキーに判定勝ち
「非常にタフな戦いでした。これまでの努力が実った結果だと考えております。
(枠を選んだ理由)ワイルドカードの選手とやりたいのでここの枠を決めました。結果はそうはならなかったのですが。
(準々決勝組み合わせが決まって)誰が一番になるか決める試合なので頑張りたいと思います。
(準々決勝の相手の印象)非常にいい選手だと思うので、いい試合になると考えています」
ゾーラ・アカピャン(アルメニア)※タラス・ナチュックに判定勝ち
「昨日の試合では100%の力を出せなかったのは凄く悔しいです。今回ベスト8に勝ち残ったということで、さらに面白くて見応えある試合をお見せしたいと思います。ファイトスタイルも違うような戦い方をしたいと思います。
(枠を選んだ理由)昨日の戦いを見て考えた結果、この枠にしました。
(準々決勝の相手の印象)昨日の試合を見ていました。ストーヤン選手と非常に激しくていい戦いを見せていたと思います。7月の試合では、強いカスペル選手と鮮烈なより綺麗な試合を見せたいと思います」
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