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“アジアの新皇帝”オウヤン・フェン、ドイツの白仮面戦に「あの白仮面をはがしてみせます!」=3.20「K-1 WORLD MAX」

 3月20日(水・祝)に国立代々木競技場第一体育館で開催の「K-1 WORLD MAX」の「K-1 WORLD GP 2024 -70kg世界最強トーナメント開幕戦」で、“ブレーメンの暗殺隊”パスカル・シュロス(ドイツ/Martial Arts Academy)と対戦する“アジアの新皇帝”オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)が、決戦前のインタビューに応じた。

 オウヤンは中国70kg最強の呼び声が高い強豪ファイターで、23年7月の武林風では武林風70kg級チャンピオンのアナトリー・モイセーエフをKOし、同級王者となった。また海人から判定勝ちしたティジャニ・ベズタティと接戦を演じたクリスチャン・バヤからも勝利。昨年12月の「K-1 ReBIRTH.2」では、[K-1 WORLD GP スーパー・ウェルター級タイトルマッチ]で和島大海(日本/月心会チーム侍)をKOして同級王者を獲得した。

 対するシュロスは、“ブレーメンの暗殺隊”のニックネームを持つドイツのベテランで、謎の白マスクを被るミステリアスなファイターだ。73戦とキャリアが豊富で、52勝のうち32KOをマーク。WKU世界でキックルールとムエタイの2階級をそれぞれ制覇しており、強烈なミドルキックとヒザ蹴り、ハイキックで相手を追い込むのが特長だ。
――昨年はK-1初参戦で和島⼤海選⼿に勝ち、新チャンピオンになりました。⺟国中国では、どんな反響がありましたか?

「帰国してからファンの私に対する評価は、とても高いです。それは、和島選⼿の評価が高かったことも背景にあります。なにしろ彼は、⽇本の70kg級最強の選⼿ですからね」

――その日本最強選手に勝ちました。和島選⼿を倒した相打ちのパンチのカウンターは、狙っていたのでしょうか。

「はい。あのカウンターは私の戦術でした。私は和島選⼿がパンチで打ち合ってくることを予測していましたので、あのパンチを狙っていました」

――今回の世界トーナメントは、あなたがKOしたダビッド・キリア選⼿も出場しますが、彼を倒したことで何か得られたことはありましたか?

「ええ、具体的なことは言えませんが、試合をしてみてキリア選⼿のパンチはとても得る所がある感じました。スピードも早かったです!」

――今回の世界トーナメントのレベルをどう思っていますか?

「レベルが⾼いのは間違いないです。ただ、まだ世界の70kg級の有名な選⼿が何人かいますので、そうした選手にも出てきてほしいですね」
――K-1WORLD MAXは14 年ぶりの復活になりますが、どんな思いがありますか?

「K-1WORLD MAX をはじめ、このK-1リブートのチャンスに、私がリングに上がれるのは、とてもラッキーだと思っています。K-1 のリングにおいて私の⽬標は王者になることです!」

――今回のトーナメントで優勝するために必要なことは何ですか?

「他の選⼿が私に追いつけないよう、持てる能⼒をもっとアップさせることです。同時に彼らのテクニックの特徴を良く研究することですね。とにかく油断は禁物です」

――開幕戦(1回戦)を勝ち抜くと、7⽉はワンデイトーナメントで 3 回勝たないと優勝できませんが、その⾃信とトーナメントを勝ち抜くための戦略があれば教えてください。

「公平公正な試合であれば、私が必ず優勝できると信じています。ただ、8 ⼈トーナメントの全出場選⼿や組み合わせが決まっていないので、戦略などもまだ決めていません」

――開幕戦では、“ブレーメンの暗殺隊”パスカル・シュロス選手と対戦します。

「あの白仮面の選手ですよね(笑)。とてもミステリアスだと思いますが、私があの白仮面をはがして等身大の姿を見させてあげます!」

――最後に、ファンにメッセージをお願いします。

「皆さんこんにちは第 5 代 K-1 WORLD GP スーパー・ウェルター級王者のオウヤン・フェンです。3⽉20⽇は、全く新しいパフォーマンスで K-1 のリングで試合をします。リングでは、前回に引き続き、皆さんが喜ぶようなエキサイティングなファイトをお⾒せしますので、どうぞオウヤン・フェンを応援してください!」

協力:CFP岩熊宏幸
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