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秋山成勲vs.皇治の代理戦争勃発か⁉ クォン・ジャンウォンと安藤優介のヘビー級対決実現 =3.20「K-1 WORLD MAX」

会見に出席した左から秋山成勲、皇治、安藤。秋山が持っているパソコンはジャンウォンが参加
 3月8日(金)都内にて、3月20日(水・祝)に国立代々木競技場第一体育館大会で開催の「K-1 WORLD MAX」の記者会見が行われ、追加対戦カードが発表された。

 追加カードは、総合格闘家の秋山成勲が推薦するクォン・ジャンウォン(韓国/Cheonghak Muaythai Gym) と、NARIAGARIの皇治CEOが推薦の安藤優介(日本/猛者連 team OGRE)が、[K-1スーパー・ヘビー級/3分3R・延長1R]で対戦する。

 会見には、K-1のカルロス菊田プロデューサー、Krushの宮田充プロデューサー、秋山成勲、皇治CEO、安藤、韓国からネット回線を利用してジャンウォンが参加した。
秋山とネット回線で参加したジャンウォン。左は美人通訳
 まずカルロスプロデューサーは、「秋山選手と皇治選手という斬新な絡みがK-1MAXで実現します。秋山選手は現役の格闘家ではありますが、韓国におけるK-1プロデューサー業をやっていただけないかとオファーをしました。ぜひ、旗振り役をお願いしたいと考えています。そんな中で今回は、韓国の推薦選手を送っていただくことになりました」とコメントした。

 これに対して秋山は、「私はONEと契約をしていますので、すぐにK-1韓国のプロデューサーをお受けするわけにはいかないんですが、韓国で再び格闘技の熱を取り戻すためにも考えなければいけないと思っています」と答えた。現状では、K-1韓国大会の予定はないが、「韓国は重要な国の一つ」とカルロスプロデューサーは期待をかけているようだ。

 今回推薦したジャンウォンについて秋山は、「思った以上に動ける。面白い試合になると思います」と太鼓判をおした。ジャンウォンは体重128kgの韓国ヘビー級ファイターで、ムエタイに精通し蹴り技を得意としている。ジャンウォンは「世界へ向けてどんな選手なのか、見せていきたい」と語り、無差別のWGP出場も目指しての参戦となる。
 対する皇治は「お世話になっているK-1なので、また盛り上げていきたい。NARIAGARIで活躍し、KO率が高い選手なので盛り上がるかなと思って連れてきました」と安藤を紹介。

 安藤はMA日本キッククルーザー級3位でIKCヘビー級王者、昨年9月に山口翔大と『NARIAGARI vol.2』で対戦し、接近戦の打ち合いを展開して気持ちの強さを見せた。12月の『NARIAGARI vol.3』ではラモンを豪快な右フックで倒し、その実力を証明したばかりだ。

 安藤とジャンウォンの体重差は30kg近くあるが、「30kg差がいいハンデになる。相手は動けるデブで、蹴りがすごい。でも、問題なくKOできます。適正体重はクルーザー級なので、その階級のトップとやっていきたい」と意気込みを語り、K-1で暴れることを宣言した。

 ジャンウォンと安藤の試合は、ヘビー級ならではのド迫力対決が見られそうだ。
 なお、秋山と皇治の推薦選手同士が戦うということで、代理戦争としての見方ができるかもしれない。これについて皇治は「青木真也のリベンジですね(笑)。でも、秋山さんは酒が強い。一緒に飲みに行って、敗北しました。チーム皇治は、青木と僕で2敗です。もしも秋山さんと戦うならば、口喧嘩か立ち技のみですね」とジョークが飛び出した。

 秋山は試合当日にジャンウォンのセコンドにつくといい、皇治はまだ未定だという。

 どちらにしても、秋山と皇治が絡むと何かが起こりそうな予感もある。3月20日は、K-1MAX、対抗戦、タイトルマッチ、スーパーファイト、秋山&皇治の絡みと話題豊富なカードが揃うこととなった。
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