2月24日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.158」の[Krushバンタム級/3分3R・延長1R]で乙津陸と対戦する齊藤龍之介のインタビューを公開!
──今回の乙津陸戦、オファーが来た時はどう思いましたか?
齊藤 他団体のチャンピオンということは知っていたので、ここで勝ったら一気にKrushのタイトルマッチに行けるんじゃないかと思って、すごくオイシイ相手だなと思いました。
──ということは、乙津選手についてはそこまで詳しくは知らなかった?
齊藤 そうですね。試合自体はそこまでしっかり見たことはなかったです。試合が決まって改めて見たんですけど、ヒジありのREDルールの試合が多くて。その中では首相撲とかのムエタイ系の技より、パンチとか蹴りの打撃がすごくうまい選手だなという感じで、KNOCK OUTのREDルール寄りもKrushとかの方が向いてるんじゃないかなと思いました。
──その中で特に警戒すべきと思っている部分は?
齊藤 パンチ、特に左フックですね。左フックを合わせるのがすごく上手だなと思ったので。
──身長差が8cmありますが、そこに関しては?
齊藤 けっこうあるなとは思ってます。相手からしたら、近い距離で戦いたいだろうなと思うので、相手が勝つんだったらパンチになるだろうなと思いますね。
──逆に自分が勝つには?
齊藤 自分はいつも左ミドルを軸に戦うんですけど、いつも通り蹴っていくつもりです。3ヵ月ぐらい前からボクシングジムにも通い始めたので、相手がパンチできたとしても、冷静に対処すれば大丈夫かなと思ってます。
──ボクシングジムに通って、どんなところに手応えを感じていますか?
齊藤 パンチの打ち方というよりは、パンチの種類が増えたなと思います。そういうところも出していきたいんですけど、だからといってパンチだけで攻めていくとリスクがあるなと思うので、パンチ一辺倒にならずに蹴りもバランスよく出していければなと。あと、相手は前回の試合を見てると思うんですけど、その時はカーフキックをけっこう効かされちゃったので、カーフとパンチで攻めてくるんだろうなと思ってます。
──今回、カーフの対策については?
齊藤 前回はカットが全然できてなかったので、しっかりカットしていきたいです。逆に自分もカーフを蹴っていってやろうかなとも思ってます。
──今回勝てばK-1 GROUPでは4連勝、通算では5連勝になります。その中で元フライ級王者の大久保琉唯選手にも勝って、確かにここで勝ってタイトルに手をかけたいところですね。
齊藤 はい。大久保選手に勝ったのも自信になりましたし、今回勝ったらマイクでチャンピオンの池田幸司選手に挑戦表明したいと思っています。ここで勝ってもタイトルマッチが組まれないようだったら、減量がキツいので階級を上げることも考えているので。
──なるほど。マイクでしゃべるためには、KO勝ちの必要がありますね。
齊藤 そうですよね。K-1 GROUPに来てからはKOがなくて、もちろんできればKOで勝ちたいという気持ちもあるんですけど、KO勝ちが全てじゃないとも思っているので、そんなにKOにこだわらなくてもいいかなとは思ってますね。
──ではここまでの試合は、思ったように戦えている?
齊藤 まあ、そうですね。ただ前回の愛瑠斗戦は、思ったより苦戦してしまいました。そこから練習も積んだので、次はどうなるか、自分でも楽しみです。
──今月14日が誕生日だったんですね。19歳一発目の試合となりますが、そこでの意気込みは?
齊藤 自分の今の目標は、10代のうちにチャンピオンになって、成人式にベルトを持っていくことなんです。だから次に勝たないと話が進まないので、今は次の乙津陸戦に全集中してますね。
──では最後に、この試合への“決意”を改めて教えていただけますか?
齊藤 他団体のチャンピオンと組まれたからには、Krushファイターの意地を見せてしっかり勝って、池田選手への挑戦につなげたいと思います!
──分かりました。ありがとうございました!