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「Krush.157」1.28(日)後楽園<インタビュー>瓦田脩二「ここが新たな始まり、新たな挑戦です。他の選手の試合を見て、ワクワクする気持ちになってきているので、次は自分の試合で周りをワクワクさせられたらと思っています」

1月28日(日)後楽園ホールで開催される「Krush.157」の[Krushライト級/3分3R・延長1R]で児玉兼慎と対戦する瓦田脩二のインタビューを公開!



──昨年10月、福岡での大会で勝利して連敗脱出。勝てなかった時期も含めて振り返ると?

瓦田 前回、勝った時も本調子ではなかったんですが、今は本調子にけっこう近づいてきてます。連敗中の時期を振り返ると、「何でこんなことに気付かなかったんだろう」ということもよくあって、今は調子が戻ってきたから「ああ、こういうところが悪かったんだな」といろいろ気付けてきています。フォームだったりとかの小さなところではあるんですけど、「ここがこうなってしまってたな」というのを今になって気付けて。

──そうなんですね。連敗中はそのままやってしまっていたと。

瓦田 「ここがいけないのかな」と思って変えたこともあったんですけど、それもうまくいかなくて、そういうのを2年ぐらい繰り返していた感じでしたね。

──そこから抜け出せたきっかけみたいなものはあったんですか?

瓦田 いろいろあるんですけど、やっぱり周りの人とどこが悪いかというのを話して、自分でも試合動画を見つめ直す時間を増やしたのはよかったと思います。それまでも試合動画は見ていたんですけど、それがハマってきたというか。一時期は動画を見るのも楽しくなくて、無理矢理見てたところがあったんですよね。でも最近はまた楽しくなって、見られるようになってきて。以前、調子よかった頃は見るのが好きで、毎日のように見てたんですけど、調子悪くなってくると「見なきゃいけない」という義務感で見る感じになってたんです。そんなだから悪いところにも気づけず、それを繰り返して……という感じで。でも最近、また格闘技が好きになってきたというか、プライベートでも格闘技の動画をずっと見る時間が戻ってきたので、自分の中でも調子が戻ってきたのかなって、そういう部分も含めて思いますね。

──そうなる流れの中で、地元・福岡での勝利というのもいい要素だったんでしょうね。

瓦田 そうですね。自分の中でも、見えないところでストレスがなくなったのかもしれないです。

──その間にKrushライト級ではいろいろと動きがありました。2月大会では里見柚己vs伊藤健人のタイトルマッチもありますし、同じ大会の大岩龍矢vs弘輝の一戦は、宮田プロデューサーが「次期挑戦者を決めるのにふさわしい」と発言しています。そういった動きはどう見ていますか?

瓦田 まあいろいろありますけど、それを超えるような試合をして勝って、「これは瓦田だろ!」っていうところを見せればひっくり返せると思いますし、誰がチャンピオンだったとしても自分がベストのタイミングでベルトを獲ればいいだけなので。調子さえ戻れば、どれだけ試合しても勝つ自信があるので、誰が相手でも、早くやりたいなとは思います。

──では、気持ち的にも勝っていた頃の自信を取り戻してきている?

瓦田 それはありますね。ただ、次の相手は今までやってきたタイプとは違うので、どうハメれるかをまだ自分の中で試行錯誤しながら、ずーっと対策を考えて練習してる感じです。結果はどうあれ、やるべきことをやるという感じですね。

──その対戦相手、児玉兼慎選手に現時点で持っている印象は?

瓦田 アグレッシブな選手だなと思います。若くて勢いがあって。自分のリズムになると強い選手だと思うんですけど、逆に自分も、自分のリズムになれば全然倒せると思うので、どうやってペースを握るかというところを中心に考えてやってます。相手にペースを握らせず、自分で握っていきたいなと。

──その上で、どうハメるかを組み立てていると。

瓦田 そうですね。いろんな人から意見をもらっていて、それをスパーリングとかで落とし込むようにしている感じです。それがもっとできてくれば、自然と勝ち方も見えてくると思ってます。今回、「やったことを出す」ことができれば、その次の試合にもつながると思うので。逆に勝てても、やってきたことが出せなければスッキリはしないでしょうから、そこをメインにしたいと思ってます。

──そうすれば、また以前のように?

瓦田 はい。しっかりとやってきたことを出して、倒して勝つことができたら、ベルトまで無敗で行ける自信はあります。他の選手にも負けるイメージはないので。

──連敗を脱出したところですが、Krushのリングでまた勝たないとという気持ちも強いのでは?

瓦田 1回、自分の試合をしてしまえば、そこから連勝できる自信があるので、とにかく自分の力を出すというところに焦点を当ててます。以前は連敗を意識しすぎて調子が狂ってしまったので。

──そして、昨年の半ばからK-1もKrushもいろいろと変わってきています。そこはどう見ていますか?

瓦田 K-1は海外展開をいろいろやっていくということで、やっぱり自分がデビューした時から、海外でもやりたいなというのは思っていたので、やってみたい気持ちはあります。ただ、今はまず目の前の試合で結果を残して、ベルトを獲ってからそこに行きたいなと思っています。ただ、新しい目標というか、自分にとっての理想が見えてきたというのはプラスだなと感じてますね。

──またKrushに関してもいろいろ変わってきてますよね。

瓦田 宮田さんが戻ってきて、また盛り上がりつつあるのはうれしいですね。自分がKrushに出始めた頃は宮田さんがやっていた時期で、その頃の方が盛り上がっていたと思うので、こうなったのは自分にとってもいいことだし、マイナスなことは一つもないかなと。

──その中で存在感を出していきたいと。

瓦田 特にライト級は選手数も増えてますけど、混沌としているというか、頭一つ抜けてる選手は今はいないと思うんですよね。そこで自分が本領発揮できる状態になれば、自分がそういう存在になれると思っています。それは試合で見せるしかないので、そのいいきっかけになる試合ができればという感じですね。2024年最初の試合ですし、ここからがスタートです。

──では最後に、この試合への“決意”を教えていただけますか?

瓦田 ここが新たな始まり、新たな挑戦です。また一から挑戦していく気持ちだし、自分自身、他の選手の試合を見ても久々にワクワクする気持ちになってきているので、次は自分の試合でワクワクして、周りもワクワクさせられたらと思っています。

──ありがとうございました!
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