斗麗、「K-1が世界一。対抗戦は絶対に勝つ!」シュートボクシングの雄・川上叶戦に自信あり=「K-1 ReBIRTH.2~」12.9大阪
斗麗は、22年8月のフェザー級世界最強決定トーナメントで元K-1王者の椿原龍矢、準決勝でワン・ジュングァンを下して決勝進出。決勝では軍司泰斗に敗れたものの準優勝を果たした。23年3月のK-1×RISE対抗戦ではRISE・安本晴翔に敗れたが、7月にヴュー・ペッコウーソンから3RKOを収め、フェザー級トップの実力を証明した。
対する川上は19年に初代SB日本バンタム級王者となり、22年4月にはSB日本フェザー級を魁斗と争い勝利し二階級制覇に成功した。23年2月にガオパヤック・ワイズディーから判定勝ちを収めたものの、4月にフェザー級タイトル防衛戦で山田彪太朗の挑戦を受けて敗北。7月はRISEで門口佳佑と戦い、2連敗を喫し今回が再起戦となる。
「他団体の選手ともやれて、いろんな選手と最近みんなやってるんで、めっちゃいい感じやなと思いますね。対世界にも魅力を感じますし、世界一強くなりたいという思いが強いです。その面でも世界の選手ともやれる環境になったと思うので、そこは、めっちゃ良いですね」
――9月大会で刺激を受けた部分もあったと。
「やっぱりトップの選手の試合観てたら、さすがやなと思うとこもあるんで。僕も選手なんで、それをさすがやなじゃなくて、僕もあれぐらい出来なダメだと思うんで、それを試合観てて思いましたね」
――新しい目標とか新しい気持ちは芽生えましたか?
「ずっと世界一になりたいって言ってるんで。世界一って、ああなんやろうなという試合が多かったんで、気合いが入りました。ただ、僕の階級の日本人は普通に強いと思うんで。日本人でまず勝てへんかったら、多分世界でも勝てへんし、そこはいつも思ってます。K-1のリングが世界一やと思ってるんで、そこでチャンピオンになるのが目標です」
――K-1ファイターとして誇りを持っているわけですね。
「体制が変わったからって、何も変わることはないんです。決まった相手に勝つだけ。それは、やっぱり昔から変わらへんですね。強かったら何とかなると思ってるんで、やっぱ強さが一番大事やと思ってるんで、格闘技って。強かったら大丈夫やと僕は思ってます」
「対抗戦で負けてバリ悔しかったですからね。あんな悔しい思いはしたくないんで、絶対に勝ちます」
――川上選手の気をつけなければいけない点は?
「試合映像を見たんですけど、たいして怖い攻撃はないなと思ったんで。注意するところは、ポイントアウトされへんように相手より手数を出して勝つことですかね」
――年内最後の戦いになりますが、どんな締めくくり方をしたいですか。
「いつも12月大阪で、最後に試合してるんですけど、大阪はまだ負けたことないんです。3回やって、3回ともまだ負けていない。今回も、しっかり勝って理想は倒せたら良いんですけど、とりあえず絶対に勝つことが今回の目標ですね」
――来年の目標はありますか。
「今回、しっかり勝って軍司選手とやりたいです」
――フェザー級王者の軍司泰斗選手とは過去2回対戦して、まだ勝ち星がありません。超えなければいけない壁ですね。
「また軍司選手と戦うためには、今回も絶対勝たなダメなんで」
――軍司選手は、どんな存在なのでしょうか。
「別に嫌いでもないし、尊敬してますね。だからこそ倒したい相手です」
――チャンピオンとは、どこに差を感じますか?
「やっぱトーナメントの時はチャンピオンの覚悟も感じたし、そこが一番やなと思いましたね。技術的にはそんな差はないと思っていますが、気持ちの強さを感じました。でも今は、負けないぐらい僕もあるんで、大丈夫です」
「僕はめっちゃ不器用で、基本何するにも、例えば練習をしてても、みんな出来るのにずっと出来ひんかったりする。でも、それをずっと続けて、やがて出来るようになるんで、そこが僕の強さかなと思いますね」
――粘り強くやり続けられることが長所だと。
「はい。ずっとやり続けるんで、そこだけですね。敵は、自分自身やと思っています。ずっと自分にイライラしながら、戦っています。でも自分が好きでやってるんで、辛いと思ったことないですね」
――最終的な格闘家としてのゴールは?
「チャンピオンを目指してる人はめっちゃいますが、みんながなれるわけではない。でもその夢を追い続けたら叶うかも分からへんけど、絶対そこまでに良いことは絶対あると思うんです。僕は、最後まで悔いないようにやりたいなと思ってますね」
――なるほど、どこまでも強さを追及して挑戦を続けること。それが、ある意味、ゴールなのですね。続けるためには、結果を残さないとならないですね。
「前回は対抗戦で負けてるんで、今回は何が何でも僕が絶対勝ってみせます。しっかり倒して、勝ちます!」