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「Krush.155」11.25(土)後楽園 スーパー・ライト級王者・稲垣柊が初防衛戦で挑戦者・小嶋瑠久と対戦!菅原美優が返上の女子アトム級王座決定戦で山田真子vs松谷綺、寺島輝vsFUMIYA、龍華vs岩﨑悠斗が決定

9月26日(火)都内にて、11月25日(土)東京・後楽園ホール「Krush.155」の第1弾カードが発表された。

まず主催者を代表して挨拶した宮田充・Krushプロデューサーは、2008年11月に第1回大会が開催されてスタートしたKrushが15周年を迎えると発言。今大会を15周年記念大会として行うことを発表した。

その大会の対戦カードとして発表されたのが、[Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]王者・稲垣柊vs挑戦者・小嶋瑠久だ。

稲垣は今年4月の後楽園大会で王座決定トーナメントを制し、第9代王座を獲得。その日は4人のワンデー・トーナメントで準決勝・決勝が行われたが、その準決勝を勝ち上がりながら負傷棄権となり、決勝戦に出場できなかったのが今回の挑戦者・小島瑠久だ。

「決勝に出られず悔しかった」という小嶋がベルトへの思いを語ると、稲垣は「トーナメントの続きとは思わず、一つのタイトルマッチとして臨む」と、この試合に集中していることを表明。コメントの中で両者が「柊」「瑠久」と下の名前で呼び合うことに質問が飛ぶと、稲垣が「瑠久が以前に所属していたジムに初めて出稽古に行って練習し、一回ごはんにも行った」というエピソードを明かした。そのため稲垣は「正直やりたくない」と心情を吐露したが、すぐに「でもそれ以上に負けたくないという気持ちの方が強い。叩き潰す」と宣言。

小嶋は「当時は階級が違ったので、対戦すると思っていなかった。今は大嫌い。ボッコボコにする」と断言。「やりたくない」という稲垣に「じゃあ一回絶交しようか」と提案し、宮田プロデューサーに「乱闘アリですか?」と尋ねる場面も。親交を中断して王座を争う両者。その勝敗の行方は?
並んで発表されたのが、[第4代Krush女子アトム級王座決定戦/3分3R・延長1R]山田真子vs松谷綺の一戦。前王者・菅原美優の王座返上に伴い、両者によって新王者の座が争われることとなった。

山田真子はプロボクシング世界王座獲得の実績を引っさげて2019年からK-1 GROUPに参戦。ここまでキックでは16戦13勝1敗2分という戦績を残し、K-1 GROUPでも6勝1敗、現在4連勝中と好調だ。対する松谷もここまで11戦8勝1敗2分、現在3連勝中の好成績。前戦は7月のK-1両国大会で王座経験者のパヤーフォン・SWタワンに延長判定勝ちしている。

「K-1王座を目標に参戦してきたのでKrush王座への思いは強い」という松谷に対し、山田は「タイトルはあまり考えていなかったが、支えてくれるみんなのためにベルトを獲ろうと思った」と、このタイトルマッチ受諾の理由を語った。松谷の技術を評価しつつも「私にパンチは当たりません」と自信を見せる山田に対し、松谷は「倒すために必要なものは全部持っている」とこちらも自信の表情。「パンチだけじゃないので、いろんな技術を使って当てます」とも。新たな王者となるのはどちらだ?
ワンマッチも2試合発表。[Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R]寺島輝vsFUMIYAの一戦では、前戦で近藤魁成を1RKOして波に乗るFUMIYAが、寺島の中学の先輩に当たる(在籍時期は重なっていない)ことを明かすと、寺島は「僕は先輩をナメるタイプなので」と涼しい顔。同じ大会では同階級のタイトルマッチも行われるが、優勝候補と言われた王座決定トーナメントで初戦敗退の苦汁をなめた寺島は「ずっと試合することを考えていた。勝って取り戻していくしかない」とコメント。FUMIYAが「最近、血が飛ぶような試合がないので、観客席に血が飛ぶような試合をする」と言えば、寺島は「FUMIYA選手の血が飛ぶ」と応じた。勝ってスーパー・ライト級戦線の先頭に躍り出るのは?
もう1試合は[Krushライト級/3分3R・延長1R]龍華vs岩崎悠斗。龍華はK-1甲子園を連覇し、プロでもKHAOS、Krush、K-1で8連勝と駆け上がったが、昨年から連敗。ここで再起して再び上を目指したい。対する岩崎は一時リングを離れていたが、ジムを移籍し昨年8月のK-1福岡大会で復帰。今年3月には6年半ぶりのKrushで勝利を収めている。

龍華が「Krushらしい派手なKOで会場を沸かせたい」と言うと、「キャッチコピーが“影の実力者”になってるんで、そろそろ影じゃなくてもいいのかなと(笑)」と、勝利して表舞台に飛び出すことを宣言。

15周年という節目の大会で、今回は4試合が発表された。防衛戦、王座決定戦、ワンマッチとある中で、最もKrushらしさを見せる選手は誰だ?
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