Krushスーパー・バンタム級王者 璃明武、因縁の挑戦者・永坂吏羅からベルトを死守「防衛戦という心境じゃなかった。負けたら選手としての価値がなくなると思っていた」
璃明武
「(試合を終えた率直な感想)K-1のトーナメントも入れたら連敗していて、ここで負けたら終わりだと自分で思っていたので、すごく飲み込まれたし、精神的にもきつかったんですけど、勝つ以外はなかったので、しっかり勝ってベルトが戻ってきてめちゃくちゃうれしいです。あと防衛できてよかったです。Krushチャンピオンとして。
(対戦相手の印象)強かったですよ。パワーもあったし。それよりも試合前にいろいろあったので、でも終わって話してみたら、一生話すことないのかなと思ってたんですけど、話せてよかったです。(初防衛をクリアした感想は)自分のなかでは初防衛とかじゃないです。負けたら終わりだったので。防衛という心境じゃなくて、大げさかもしれないですけど、負けたら選手としての価値がなくなると思っていたので、勝ててよかったです。あと盛り上がってましたよね? ならよかったです。
(連敗と怪我でつらい時期を過ごしたと思うが、今はどんな気持ち?)期間としては8カ月以上ですよね。今は開放感でいっぱいなんですけど、喜びすぎてちょっと冷めてきたので(笑)早く練習して強くなりたいです。(2Rのダウンについて、永坂の攻撃は見えていた?)めちゃくちゃ見えてました。今試合を思い出すと、1Rは見合った展開でもっと来るかなと警戒してたんですけど、意外と見えるなと思って。見合った展開になって2Rで一気に熱くなったじゃないですか。あそこが狙いだなと思ったので、特に狙っていたパンチではなかったんですけど当たって倒れて。ダウンよりもいろんなところに効いているのが分かったので。足も腹も。なので冷静に戦えました。
(イメージ通りに試合を運べた?)いや、イメージ通りではないです。もっと悪いイメージをいっぱいしてきたので。でも練習してきたので、自分とセコンドを信じてやったので、良い結果になってよかったです。(今後の目標)ここ勝つことしか考えていなかったんですけど、とりあえず勝てたので、ここで満足していたらいけないので、これからもしっかり上を見ていきたいです。
(K-1でもスーパー・バンタム級が盛り上がっているが、そこに食い込んでいきたい?)試合を見返してないのでわからないですけど、永坂吏羅は強い選手なので、そこに圧倒できたので期待していてくださいという感じです。(9月に金子vs玖村が決まり、岩尾がすごい勢いで上がってきているが?)岩尾選手は強い選手だとは思いますけど、まだ強いところしか見せてないじゃないですか。1R秒殺KOとか。だからもうちょい見てみたいなと思います。
(テクニックで完封したが自分の中で一番よかったところは?)ボディと足とジャブと。結構バランスよかったです。パンチも蹴りも。いろんな展開を考えていたので。そこで相手に合わせるというか、サウスポーで来るかオーソで来るかもいろいろ考えていて。準備してきた結果が出たのでよかったと思います。
(蹴りの距離で戦おうと思っていた?)相手は強いところはすごい強いじゃないですか。そこで戦うと巻き込まれちゃって危険なのかなと思ったんですけど、やってみたらほぼ見えていたので、もらってた攻撃も見えていたので効いた攻撃はなかったので、そこはよかったですね。ちゃんと強い相手と評価していたというか。警戒して強い選手だと思っていたので、しっかり作戦とか映像を見て考えていたので。
(相手の動きを冷静に見極めて空いているところを打っていたように見えたが)そうですね。足も腹も効いていたけど、さすがにあれだけ言ってきていたので腹では倒れないかなと思っていたんですけど、でも腹はめちゃ効いていたし足もきいていたので。KOしたかったですけどダウンを取れて盛り上がっていたのでよかったです。(ファンへメッセージ)今日で復活した姿を見せられたと思うので、これからもどんどん強くなっていくので期待してください。これからも応援よろしくお願いします」
永坂吏羅
「(試合を終えた率直な感想)シンプルに自分が弱くて負けたと思っています。(相手の印象)相手に対しては想定としては想像のままでした。ただ自分が全然動けていなかったので、相手どうのこうのというよりも自分の動きが悪かったのが敗因だと思っています。(次の目標)終わったばかりなのですぐには考えられないですけど、しっかり回復に努めてまた仕切り直ししていこうかなと思います。
(徹底してカウンターを狙われていたようだが)そうですね。距離が思ったよりも遠くて、どういう風に入っていこうか模索していて。どうしても自分の入りが単調だったりでかかたので、そこに合わされてしまった感じです。上手かったですね。(歩きにくそうだがダメージは)蹴られたとかじゃなくて自分でケガした感じです」