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第5代Krushバンタム級王者・佐々木洵樹 引退特別インタビュー「K-1・Krushは選手全員にスポットライトを当ててくれる舞台。僕の人生において携わることが出来て本当によかったです」

 7月22日(土)東京・後楽園ホール「AZABU PRESENTS Krush.151」にて、第5代Krushバンタム級王者・佐々木洵樹が引退セレモニーを行う。プロボクシングからK-1・Krushに転向し、Krushバンタム級王座獲得を経て、K-1でも活躍した佐々木。そのプロキャリアを振り返った。

――佐々木選手、現役生活おつかれさまです。K-1・Krush時代を振り返って、どんな感想を持っていますか?

「キャリア的にはプロボクシングの方が長いですけど、K-1・Krushではただ戦うだけじゃない、色んな経験をさせてもらいました。僕の人生において携わることが出来て本当によかったです」

――もともと佐々木選手は空手もやっていて、K-1に出たいという目標があったんですよね?

「はい。K-1に出たくて格闘技を始めて、ボクシング時代にもその想いがありました。ボクシングからK-1・Krushに転向するとき、そのまま(格闘技を)辞める選択肢もあったんですけど、それでは後悔が残る・K-1をやりたいという想いが勝って転向を決めました」

――先ほど「K-1・Krushではただ戦うだけじゃない」という言葉がありましたが、具体的にどういう部分でそれを感じていましたか?

「記者会見から計量を含めて、選手一人一人のためのK-1なんだなと思っていました。ボクシングは良くも悪くも注目されるのは世界タイトルに挑戦するような選手に限られていて、そこまでいかないとなかなかスポットライトを当ててもらえないんです。でもK-1・Krushではそうじゃない選手にもスポットライトを当ててもらえて、それは選手として気持ちが奮い立つし、ぐっと来ましたね」

――結果的に玖村将史戦(2022年2月、第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝)が現役最後の試合になりましたが、引退を決めたのはいつだったのですか?

「トーナメントに出る時点では一切(引退は)考えていなかったです。玖村戦が終わって、これからどうしようか色々と考えていたんですけど……気持ちの問題ですね。あそこで玖村選手に負けて、また一からキャリアを積み重ねてK-1チャンピオンを目指すというのは気持ち的にキツいなと。『まだやめるのは早い』と言ってくれる人もいたのですが、古川会長はじめ周りの人たちは僕に家族がいることも知っているし、僕の第2の人生に快く送り出してくれました」

――今後も佐々木選手は格闘技に携わっていく予定ですか?

「はい。今色んなジムで指導していて、来年に自分のジムを出す予定です。僕にはプロの選手を育てたいという夢があるので、いつかは自分が育てた選手のセコンドについて、またリングに戻ってきたいと思います!」
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