「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国<インタビュー>佑典「30代に入って下り坂になるんじゃなくて、まだまだいけるんやぞってところを自分が見せたい」
――5.20「Krush.149」で宮崎勇樹選手に勝利し、約1年10カ月ぶりのK-1参戦が決まりました。オファーを受けた時の心境を聞かせてください。
「前回の試合内容でK-1に呼んでもらえたので、最初は驚きが大きかったです」
――宮崎戦は延長判定、しかもスプリットまでもつれる接戦でした。
「あの時は連敗中だったので、負けたら終わりのつもりで、何が何でも勝つということにこだわって戦いました。それプラス宮崎選手は他団体でもチャンピオンになっている選手で、対面して分かる強さも感じたんですよ。そういう色んなことが重なって、あんな感じの盛り上がりに欠ける試合内容になりました(苦笑)」
――とはいえ連敗から脱出できたことは大きかったのではないですか?
「はい。自分自身、3連敗はありえないと思っていたし、連敗を止める勝利を収めたことは大きいです」
――対戦相手の篠塚選手にはどんな印象を持っていますか?
「自由人ですよね。コメントも含めて」
――ファイトスタイルや戦い方についてはいかがでしょう?
「元ボクサーということでパンチの技術はトップレベルだと思います。ただ性格が自由すぎるので、好きなことをやって、継続して努力している感じはしないですね。色々とハマれば強いけど、そうじゃないとモロい印象です」
――では攻略するイメージはできていますか?
「それもありますし、勝つ自信もあります」
――他団体でも実績を残し、Krushでタイトル挑戦も経験している篠塚選手に勝てば大きな勝利です。
「ここを取れば次のチャンスにつながると思うし、Krushのタイトルにも絡んでいきたいと思います」
――佑典選手は20歳で格闘技を始めてプロになったという、10代から活躍している選手が多いK-1・Krushにおいてやや遅咲きの選手です。理想の選手像や格闘技で成し遂げたいことはありますか?
「格闘家は30歳を過ぎると年齢のことを言われがちですけど、そういうファイターたちでも夢を見ることができる結果を残したいです」
――例えば実際にトレーニングの数字などは上がっているのですか?
「数字的には伸びてますね。練習はハードにやるだけじゃないし、内容・質にこだわってやっていけば若い選手たちにもついていけるし、全然戦っていけると思います。30代に入って下り坂になるんじゃなくて、まだまだいけるんやぞってところを自分が見せたいです」