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「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国<インタビュー>不可思「シジュン選手はシンプルに強くて説得力のある相手で、必ず面白い試合になる。第1試合はデカい仕事なんで、それを任せられるのは燃えます」

 7月17日(月・祝)東京・両国国技館「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023」の[K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]でジン・シジュンと対戦する不可思のインタビューを公開!

──不可思選手の前回の試合は3月5日「KNOCK OUT」代々木大会でのバズーカ巧樹戦でした。振り返ってみていかがですか?

「今までは戦術とかをやってこなかったんですけど、年明けからそれをしっかりやろうと思って戦術担当・作戦担当みたいなメンバーをチームに入れたんですよ。そこからの一発目の試合だったのでどうかなと思ったんですけど、やってきた手応えが少しは掴めたので、とりあえず良かったです」

──見事なKO勝利でしたけど、そういった戦術・作戦面に力を入れようと思ったのは、昨年12月K-1大阪大会での林健太選手との試合がきっかけですか?

「自分は作戦とか何もなくて、ただリングでぶっつけ本番でやっているだけだったんですよ。でも、林選手は自分のことを凄え分析していて、そこの差を凄く感じたんですね。相手の分析や作戦を立てるっていうのは、みんな当たり前にやっていることじゃないですか? 逆にそれをやらずによくここまでやってこれたなという感じなんですけど、トップ選手に勝っていくためには作戦や分析もしっかりやる必要があるなと感じたのが、12月の林健太戦でしたね」

──それを今まで疎かにしていたのは、性に合っていなかったというのがあるんですか?

「相手を細かく分析するのは好きじゃないというか得意じゃないんですよ。しかも、それをやらなくても勝てていたというか、やってこれていたんであまり気にしていなかったんですけど、今回相手を分析して作戦を考えてもらうメンバーをチームに入れたら全然違うなっていうのを実感しました。格闘技って攻略法があるんだなみたいな(笑)」

──そこに気づいてしまったわけですね(笑)。

「今までは自分の持っているものを思いっきり高めて、リングに上がってただ暴れているだけでしたね。自分は考えるのは好きじゃないんで、それを担当してくれるメンバーをチームに入れたんですけど、これは今年の自分のデカい変化ですね」

──本能的に戦うのは不可思選手のいい部分でもあると思うんですけど、そこを殺さずに戦術面の部分を強化したということですね。

「今までは形を変えたり色々やってきたんですけど、結局どういうところが自分の長所と短所なのかがハッキリと分かってない中でやるから、良くしようと思っても逆に形が崩れて悪くなっちゃったりしたこともあったんですね。だから、自分は感覚的にやって、そっち(戦略)の部分は他の人に考えてもらうのが自分はいいのかなと思いますね」

──そういう収穫が感じられた試合だったということですね。ちなみにK-1以外のリングに上がるのも久しぶりだったと思うんですけど、いかがでしたか?

「雰囲気が全然違うし、凄え新鮮でしたね。前は常に同じ団体じゃなくて、いろいろな団体にあっちこっち上がっていたんですけど、ここ何年間かはK-1 GROUPを主戦場にやっていたので、敵地に乗り込む感じも久しぶりでしたし、楽しかったです」

──そういう中でまたK-1のリングで試合をすることになるわけですけど、今回の両国大会のオファーが来た時はどんな心境でしたか?

「やってやるぞという感じですね。KNOCK OUTで結果を残したし、K-1のベルトを獲るという目標も変わっていないので、自分の成長した姿をK-1のリングで見せてやろうと思っています」

──対戦相手は韓国人のジン・シジュン選手になりました。どのような印象をお持ちですか?

「シンプルに強いっすよね。体は強いし、韓国人らしい気持ちの強さとか、ガツガツ来る感じがあるので、シンプルに強くて相手としていいなと思いました。やるのが楽しみというか、凄え好きなタイプです。やりやすいって言ったらあれですけど、スタイル的にも自分と合うと思うので、面白い試合になるんじゃんないですかね? 説得力のある相手を用意してもらえてありがたいですね」

──不可思選手は両国大会で激闘を繰り広げるので、“両国男”と呼ばれたりもしますけど、今回はどういう試合を見せたいですか?

「両国は自分も好きで、相性がいいじゃないですけど、何となく好きな会場なんですよね。前も第1試合でやらせてもらったんですけど、中村プロデューサーから第1試合でOKもらったんで、第1試合から盛り上げようと思います。その自信もあるんで」

──第1試合はお好きなんですか?

「第1試合は好きっすね。やっぱ大会の始まりじゃないですか? そこで自分がバチーンと試合して盛り上げる。第1試合って大事だし、凄えデカい仕事だと思うんですよね。それを任せられるのは燃えますよね」

──分かりました。では、この一戦からの今後の展望を教えてください。

「早くチャンピオンとやらせてもらいたいですね。ベルトを獲る自信はもちろん持ってて、今回はそのタイトルマッチをやってもおかしくないぐらいの説得力のある試合を見せたいと思います」
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