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新Krushライト級王者・里見柚己、本能の戦いでベルトを勝ち取った!「格闘技を始めて15年、チャンピオンになるという一つの夢が叶った。今度は自分が小さい子供たちの目標になりたい」

 6月16日(金)東京・後楽園ホール「AZABU PRESENTS Krush.150」の[メインイベント(第10試合)/Krushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で大沢文也に判定勝利を収め、新王者となった里見柚己のバックステージインタビューを公開!

里見柚己
「(試合を終えた率直な感想は?)1月にたくさんの人を悲しませちゃったので、本当に今回は気合いと根性だけですね。もうあまり覚えてないです。わけわからなかったです。(対戦相手の印象は?)1月にもやって、Krushのチャンピオンなのでうまいのはわかっていたんですけど、その中でも毎日このベルトのことを考えてずっと練習してきましたし、その気持ちが一歩だけ大沢選手を上回ることができたのかなと思います。

(前回以降大沢選手からの圧力が強かったが、どんな気持ちだった?)本当にいろいろなことを言われたんですけど、そこで感情的になるのはこれからチャンピオンになる選手として違うのかなと思ったので、その気持ちはこころにぐっと押さえ込んで。本当にいら立ちましたけど、それを練習にぶつけて表には出さないようにしていました。やっぱり小さな子が見ていると思うので。

(前回を踏まえ、どんな作戦を立てていた?)正直1月は本当に細かい作戦を考え過ぎちゃって。それが逆に裏目に出ちゃってああいう結果になってしまったので、今回は本当に自分の本能のままに戦うというか、あまり作戦を立てすぎずに男の勝負でいこうと思って。格闘技で言ったらあまりよくないですけど、ケンカスタイルでテクニックは捨てた感じですね。気持ちだけでした。

(前回は固くなったという話があったが、今回は?)でも固くはなりましたよ。前回あんな試合をしちゃって、本当に自分は落ち込みましたし、Krushのメインであんなのは本当にやっちゃいけないので。その中での5カ月後の再戦だったので、盛り上げないとと思いましたし、その盛り上げるか盛り上げないかは自分にかかっていると思ったので、どんどん今回は前に出てどんなケガを負ってもいいから勝ちに行こうというところでした。

(昨日お子さんが誕生したことを明かしたが)去年子どもが出来て、今年6月に生まれてくることになって、余計に1月は負けられなくて。勝って生まれてくる子どものパパがチャンピオンというのを目指していたんですけど、それがかなわなくて。昨日計量が終わって30分後くらいに連絡をもらって、記者会見が終わってそのまま直で病院に会いに行って顔を見て、今日も試合の前に病院に寄って20分くらいですけど顔を見て、パワーをもらって今日をやりきりました。ほっとしています。

(今後の目標)ここがゴールではないので。自分が小さな頃からKrushを見てきましたし、K-1を見てきましたし。やっぱりK-1の舞台を目指さないといけない。でもKrushの価値をもっと高めてKrushのチャンピオンとしてどんどん上に登っていきたいです。

(ベルトを巻いてまず倒したい相手は?)特にいないんですけど、負けている相手はチャンピオンとしてやらないといけないと思いますし、あとはどんどん今も若い選手、自分よりもキャリアが下の選手でも強い選手がいっぱいいるので、その選手がくればどんどんやっていきたいですね。

(相手がコーナーを背負って顔だけは守っている時があったが、何か考えていた?)あまり何も考えてなくて、今回は相打ち覚悟で一発来た瞬間に返すつもりでやっていました。(大沢が)とにかく顔をガードしたら足を削ってというような、細かいことを言うとそういうことなんですけど、とにかく倒したかったですし、もっともっとこんなんじゃだめだなと、反省点ばかりです。

(バレリーキック=足へのかかとでの蹴りは狙っていた?)与座選手の与座キックはオーソドックス同士の時に奥足に蹴るんですけど、自分は左利きなのであまり使えないなと思ったときに、(前足の)内側にかかとで蹴ると練習でもみんな効いて倒れたりしたので、あれは"柚キック"って呼んでます。自分はオリジナルだと思ってます。大岩龍矢さんと練習したときに『あれは柚キックだ』と命名してくれたので、うれしいなと思って今回使いました。

(ファンへメッセージ)本当にたくさんの応援ありがとうございました。長い期間かかりましたけど、やっとKrushのベルトを巻くことができました。小学校の時に描いていたチャンピオンになるという夢がひとつ、格闘技を始めて15年くらいかかったんですけど、やっと一個目標が叶ったので、今度は自分が小さい子供たちの目標になれるようにどんどんKrushを大きくしていきたいと思っています。これからも里見柚己をよろしくお願いします」
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