「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜<試合後インタビュー>金子晃大「来てくれたお客さんが『来てよかった』と思ってくれることがチャンピオンの仕事」、エムレ・カラジャ「25年ほど格闘技をやってきて、初めてKOされた」
「(試合の感想は?)今回、玖村戦の前にしっかり試合を刻んでいきたいというので、自分が(試合を)やりたいって言ったんですけど。それはもちろん自分の成長のためもあるんですけど、自分がただ『試合したい』『試合したい』って言って、見に来たお客さんが『見に来てよかった』ということにするのがチャンピオンの仕事なので。そこを果たさないといけないという両方の意味があって、そこに対してしっかり倒せたのはよかったなと思っています。
(相手の印象は?)やっぱり計量の時も気合いは感じましたし、しっかり当てても立ってくるので、無敗の選手だし、勝つ気でいたんだなというのは感じました。(速攻で倒そうという気持ちでいた?)そうですね。やっぱりチャンピオンはしっかり、ここで俺が速攻で倒すというインパクトを残さないと、大会自体が(締まらない)というのは感じてましたし、そこは自分の中で一つ、やるべきことだったかなと思ってます。
(そこには玖村戦に向けての意味合いもあった?)玖村戦に対して、試合でしかできない感覚を得たくて試合したのはありました。自分の中で成長できたポイントだと思いますし、そこに対しては、玖村戦もそうですけど、今日の大会自体を盛り上げたいという意味合いの方が僕の中にはありましたね。
(中村プロデューサーが『玖村戦を年内にも組みたい』と言っていたが、次でもいい?)そうですね。7月、1か月ちょいなんですけど、自分の中で『今日の試合で瞬殺したら出よう』というのがあって、ダメージなく倒せたので、7月大会、僕は出ようと思ってます。(『破壊と再生』は達成できた?)『破壊と再生』は今回のテーマじゃなくて原点だと思ってるので、その『破壊と再生』はこれからも続けていくのかなと思います。
(ファンにメッセージを)やっぱ今日、早い段階で出てみて、僕がK-1チャンピオンとして毎回興行を引っ張るというか、7月、玖村戦があるかどうかは別として、なかったとしても7月に出る気でいますし、刻んでいこうと思っているので、出続けることが玖村戦に対していいことだと思っていますし、来てくれたお客さんが『来てよかった』と思ってくれることが僕のもう一つの仕事なので、そこにもこれからも期待してくれたらと思います」
「(試合の感想は?)長いこと準備をしてきたが、試合は短く終わってしまって、非常に残念だ。できればもう少し長い試合をしたかったが、次に日本に来れる機会があれば、もっといい試合をしたいと思い。
(相手があんなに速攻で来るとは想像していなかった?)速い試合になることはある程度想像していたが、今回はこういう結果になってしまったと考えている。これまで25年ほど格闘技をやってきて、初めてKOされたので、次はエムレ・カラジャがどういう人間かというのを見せつけたい。(ファンにメッセージを)初めて日本に来て、日本を非常に気に入りました。尊敬しています。本日は見に来てくれた人や全ての人にありがとうと言いたいです」