「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜 神保克哉、日本代表として初代ミドル級王座決定トーナメントに挑む!「日本人を舐めるなよ。1回戦から“気合い”です」優勝候補ハイダは「それを明日のトーナメントで証明する」
日本人でミドル級(75kg)をけん引してきた神保克哉と松倉信太郎、ONE Championshipをはじめ世界各国を渡り歩いてきたムスタファ・ハイダや過去に野杁正明を苦しめたハッサン・トイなど、国内外の強豪・全8選手参加の初代ミドル級王座決定トーナメントがいよいよ行われる。
神保と激突するリー・ホイは中国人らしいフィジカルの強さ・パンチ主体でガツガツ攻めるタイプの強打者。その戦いぶりから現地では“大魔神”と呼ばれ、中国ミドル級最強とも言われている。会見でも「来日した目的は明日のトーナメントで優勝して、中国にK-1のチャンピオンベルトを持ち帰ることだ」と王座奪取に自信をのぞかせた。
対するハッサン・トイはウェルター級屈指の実力者として知られ、2019年12月のK-1名古屋大会では野杁正明に判定で敗れたものの、試合後の野杁に「シンプルにすごく強かった。また日本で見たい選手」と言わしめた。近年は新型コロナウィルスの影響で来日が遠のいていたが、ミドル級に階級を上げて約3年半ぶりにK-1参戦。しかもその試合がミドル級王座決定トーナメントということで「こうして日本に戻ってこれて本当に嬉しく思っている。今回のトーナメントに向けてしっかり準備してきたし、準備は万端なので、明日はベルトを獲るために頑張りたい」と王座奪取を掲げた。
そのハイダに挑むMIKE JOEは、2021年3月「K'FESTA.4」以来のK-1参戦。この2年間はムエタイルールでキャリアを重ね、WMCインターコンチネンタル・ミドル級&WPMFインターナショナル・ミドル級の2本のベルトを巻いた。何と明日が記念すべき誕生日でもあり「この日の為にいろんなものを犠牲にしてきたので、明日自分のパフォーマンスを全力で見せてベルトを獲りたい。前回の記者会見からさらに椅子の位置もベルトに近づいてきているので(会見ではMIKE JOE側にベルトが置かれていた)、このままの勢いでベルトを取って最高のバースデーにしたいと思っています」と、落ち着いた語り口で静かに闘志を燃やした。
1日3試合の過酷なワンデートーナメントを制し、初代の栄光を掴み取るのは誰か。横浜の地で、K-1の歴史に新たな1ページが刻まれる。