「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜<インタビュー>ヴィニシウス・ディオニツィオ「決勝には同じブラジル人で、自分の師匠でもあるダニロに挙がってきて欲しい。ダニロを倒して『次は僕がいるんで引退してもいいよ』と拳で見せたい」
──K-1デビュー戦となった3月「K'FESTA.6」での神保選手との戦いを振り返っていただいて、感想を教えてください。
「神保選手は連勝中だったと思うし、その実績があるだけにキツい選手だっていうことは分かっていた。ただ自分もブラジルから日本に遊びに来ているわけでもないし、とりあえず勝利でK-1デビューを飾れて嬉しく思っている」
──ルールも含めて、K-1での試合に関してはいかがでしたか?
「出場している大会も似たようなルールの大会ばかりだったので、正直そんなに難しさはなかった。ただ(K-1ルールでは反則の)掴んでのヒザ蹴りの癖があったから、そこだけちょっと修正しているところだね」
──前回の勝利を経て、王座決定トーナメントの出場が決まりました。この大会出場のオファーが来た時のお気持ちを聞かせてください。
「まず3月に勝利ができたとこが凄く嬉しかったし、ダニロから電話がかかってきた時は、それは言葉に表せないぐらい嬉しかったよ。またK-1で試合ができることプラス、それがベルトがかかっているトーナメントという凄いイベントなので、格闘家人生の中で一番嬉しい」
――K-1のベルトに関してはどのような想い入れがありますか?
「もちろんそれが偉大なベルトということは分かっている。正直自分は勝ちに来ているので、ベルトしか見ていない。他の選手を自分より弱いとは思ってないけど、相手が誰であろうと自分はベルトしか見ていないので、本当にベルとのことしか考えてないよ」
──K-1に対しての憧れはあったんですか?
「K-1は世界中で有名だし、ブラジルの中でもとにかく有名なイベントだ。自分の結果次第だけど、K-1にも出られるかもしれないという夢があったので、その夢を追いかけてK-1に出られるというのが嬉しい」
──そんな大切なトーナメントですけど、初戦の相手は松倉選手になりました。松倉選手の印象を教えてください。
「リスペクトしているけど、結局自分はベルトしか見えてない。とはいえ一回戦を勝たないと上には勝ち進めないので、自分は一回戦が特に大事だと思っている。とにかく自分のスタイルを貫いて前に前に出る。試合は倒すか倒されるか。そのどちらかしかないし、判定は考えていないよ」
──準決勝・決勝で戦いたい相手はいらっしゃるんですか?
「正直準決勝に関してはどっちが来ても、というのはある。決勝戦に関してはできれば同じブラジル人であって、自分の師匠でもあるダニロ・ザノリニに上がってきてほしい。ダニロを倒して、『次は僕がいるんで引退してもいいよ』と拳で見せたい」
──では、最後にファンの皆さまへのメッセージをお願いします。
「自分のストーリーを歴史に残したいので、一生懸命頑張ります」