「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜<公開練習>アーロン・クラーク、俺はアイルランド人初のK-1王者になる!「タフな試合になることは間違いない。最高の試合を見せるのが今から待ち遠しい」
世界各国を股にかけ、階級問わずリングに上がり続けるアーロン・クラーク。“The Bounty hunter”(賞金稼ぎ)の異名を取るほど戦いの場を選ばないクラークが次に選んだのはK-1のリングだ。渡航経験の豊富さに裏打ちされた異国でのコンディション調整も順調そのもの。「今までで一番調子がいいんじゃないかな」と笑顔を見せるクラークは、オーソドックスの構えからパンチ、キック、ヒザ蹴りをリズミカルにミットへ叩き込んだ。
初参戦となるK-1のリングで拳をあわせるのは、K-1ライト級王者である与座優貴。名実ともにK-1ライト級最強の男との対戦に、クラークは「簡単ではなく、タフな試合になることは間違いない」と警戒心を強める。「与座選手はすごくレベルが高い選手であることは承知している。もちろんリスペクトしている」と、飄々としたスタンスとは裏腹に真摯に対戦相手へ向き合うクラーク。さらには「観客の皆さんにもリスペクトの気持ちを持ってリングに上がる」と、ファンへの感謝も忘れない。
K-1を「一番戦いたかったプロモーション」と語るクラークの目標は「アイルランド人初のK-1王者」。現チャンピオンの与座に勝利できれば、その夢の実現は一気に現実味を帯びることになるだろう。当然勝つだけではなく、ファンからの支持を集めるのも必須。「日本の皆さんはアグレッシブな戦いが好きだと知っているし、それが自分の戦い方」とK-1のリングと自身のスタイルの相性にも自信を見せた。
クラークは「日本のファンの皆さんのために最高の試合を見せるのが今から待ち遠しい」と、最後まで笑顔を絶やさなかった。果たして世界を股にかける賞金稼ぎは、K-1王者を撃破し最高の"賞金"を手にすることができるか?