「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜<インタビュー>齊藤龍之介「K-1甲子園で負けている大久保選手にリベンジする絶好のチャンス。今の実力なら自分の方が上だと思っています」
──齊藤選手は今年1月「Krush.145」でK-1 GROUP初参戦、松本陸選手に判定勝利しました。あの試合を振り返っていただけますか?
「プロ無敗の松本選手が相手だったので、勝てば大きいかなと思っていたんですけど、作戦通りに完封できて良かったかなと思います」
──Krushは初参戦でしたが、どんな雰囲気を感じましたか?
「後楽園ホールで試合をするのも初めてで、会場の雰囲気も含めてとても新鮮でしたね」
──松本戦の勝利でK-1・Krushでやっていけるという手応えは掴めましたか?
「あの試合で勝つことはできましたが、チャンピオンにはもっと練習しないと勝てないと思いました。あの試合で勝ったからといって油断せずに、もっと練習していこうと思いました」
──改めて気を引き締めたわけですね。そんな中で早速K-1参戦が決まりました。オファーが来た時はどのような心境になりましたか?
「まだK-1 GROUPに参戦して1戦しかしてないんで、K-1からオファーが来るとは思っていなくて、最初はとてもビックリしましたね。でも、その後はモチベーションが断然上がりましたし、対戦相手がK-1甲子園を含めるとアマチュアで3回負けている相手なので、リベンジするには絶好のチャンスだなと思いました」
──対戦相手の大久保選手とは、2021年のK-1甲子園・東日本予選決勝と全日本大会決勝で戦っているんですよね。現在はどのような印象ですか?
「その時に比べたら大久保選手も強くなってるなと思いましたね。でも、自分もあの時よりは進化しています。今は大久保選手の方が知名度や実績はあると思いますが、今の実力なら自分の方が上だと思うので、試合当日はしっかり勝ちたいです」
──今大会ではバンタム級で4試合が並んでいて、K-1王者・黒田斗真選手、Krush王者・池田幸司選手も出場します。それだけ期待感のある階級だと思うんですが、その中でどんな試合を見せたいですか?
「自分は蹴り技が得意なんで蹴りを見てもらいたいなと思っています。ここで勝てば一気に知名度が上がると思うんで、とりあえず試合を見てほしいです。バンタム級の中で僕は身長が高い方だと思いますし、得意の蹴りを活かして、最終的には小さい頃からの夢だったK-1チャンピオンになれればいいなと思っています」
──ちなみに昨年K-1で開催された初代バンタム級王座決定トーナメントはご覧になられましたか?
「黒田選手と石井一成選手が抜けているなと思ったんですけど、勝てない相手ではないなと思いました」
──あのトーナメントに参加したトップ戦線に割って入れるだけの自信は現在ありますか?
「そうですね。自信はあります」
──では、そこも踏まえて、この1年、どんな展望を持ってこのリングで戦っていこうと考えているのか教えてください。
「ここで勝てば一気に上に行けると思うんで、しっかりと勝って、今年中にはKrushのバンタム級のチャンピオンになりたいなと思っています」