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「Krush-EX 2023 vol.3」4.22(土)GSP 中村拓己K-1プロデューサーが大会を総括「K-1甲子園に出ていた選手たちは半年・1年で見違えるほど成長する。Krush-EXではK-1甲子園で優勝できなかった選手にもチャンスを作りたい」

 4月22日(土)東京・GENスポーツパレスにて「Krush-EX 2023 vol.3」が開催された。中村拓己K-1プロデューサーの大会後の総括コメントは以下の通り。

「今大会はK-1甲子園2022に出ていた選手たちが多く参戦して、それぞれ活躍した大会でした。第3試合の松葉斗哉選手は3月のKrush-EXにも出ていて、その時はドローに終わって力を出し切れなかったんですけど、今回すぐ試合を組んでカーフキックで見事なKO勝ちでした。前回の動きをしっかり修正して、その悔しさを晴らす試合でした。

 第4試合の早田吏喜選手は相手もタフで倒しきることはできませんでしたが、2度ダウンを奪って大差の判定勝利でした。早田選手は今年のK-1甲子園にも出場するということで、そこに向けて弾みをつける勝利だったと思います。第5試合の原田翔貴選手も持ち前のテクニックとカウンターを駆使して判定勝利でした。まだパワーが足りない部分もありますが、彼のテクニックは素晴らしいものがあるなと思いました。これから倒す力・パワーがついてくれば、さらに活躍できると思います。

 そしてメインイベントの橋本楓汰vs松本海翔はK-1甲子園出場選手同士の一戦で、本当にいい試合でしたね。技術レベルが高いだけでなく、相手に勝ちたいという気持ち、最後まで勝負をあきらめない執念…色んな面で“プロ”として素晴らしかったと思います。この試合だったら、Krushの本戦やK-1のプレリミナリーファイトでもお客さんをうならせる試合だったと思います。勝った松本選手はもちろん、敗れた橋本選手もこれから強気なる可能性を感じる試合だったので、2人の活躍にみなさんもご注目ください。

 今回出場した選手はK-1甲子園で優勝できなかった選手たちです。僕も予選から本大会まで(K-1甲子園を)見ていて、優勝できなくても強い選手・可能性がある選手はたくさんいます。Krush-EXでそういう選手たちにプロで試合をする機会を作ることは意味があることですし、今日もそうですがK-1甲子園に出ていた選手たちは半年・1年で見違えるほど成長します。これからもKrush-EXを通して若い選手たちに輝くチャンスを作っていきたいです」
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