<K-1×RISE対抗戦・インタビュー>愛鷹亮「僕はK-1が好きで格闘技を始めて、K-1が最強だと思っている。『K'FESTA.6』でK-1が勝ち越した結果を『RISE ELDORADO』にもつなげます」
――まず初めに今回の対抗戦のオファーを受けた時の心境を教えてください。
「こういった対抗戦は予想していなかったもので、はじめはすごく驚きました。それと同時に自分にもチャンスが巡ってきたと思ってうれしかったですね」
――昨年6月に「THE MATCH 2022」が開催され、そこでもK-1×RISEという図式の試合が組まれていましたが、あの大会はどう見ていましたか?
「自分はずっとK-1でやらせてもらってきて、もともとK-1が好きで格闘技を始めたし、今でもK-1が最強だと思っています。それを証明してくれる選手たちを応援していたし、K-1ファイターが負けたときは悔しかったです」
――今回の対抗戦が決まってから、試合に向けてどんな心境で過ごしていますか?
「最近の戦績を見て、僕がK-1代表として試合をすることを快く思っていない人は多いと思います。でも僕は『なぜ愛鷹がにK-1代表に選んでもらえたのか?』を試合で証明して、最近の汚名を吹き飛ばしたいです」
――愛鷹選手自身、K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから力道場静岡に所属が戻る形になりましたが、今の練習の状況はいかがですか?
「今自分は家族を関東に残して、静岡(力道場)に単身赴任して練習しているんですよ。格闘技に対してより集中しているし、ハングリー精神も増して、格闘技にかける想いは強くなっています。26日のリングに立つ愛鷹亮は、最近の愛鷹亮とは別人だと思ってもらいたいです」
――自分でも変化は感じていますか?
「KRESTでは前に出るファイトスタイルを確立してもらい、力道場に戻ってからは忘れかけていた基礎的な練習をイチから細かく教えてもらっています。間違いなく今の方がレベルも上がっていますね。また、最近は無差別級の試合が続いて、クルーザー級(90kg)での試合も約2年ぶりですし、やはりクルーザー級が自分にとってベスト階級だと思っています」
――対戦相手の南原選手にはどんな印象を持っていますか?
「空手のエリートで、那須川天心選手のライバルという印象です。技も多彩でリーチもありますよね。ただ弱点もわかっているので、突破口はいくつもあります」
――K-1とRISEではルールの違いもありますが、それについてはいかがでしょう?
「ルールや採点基準の違いも意識して練習していますが、自分はファイトスタイル的にそこを気にして戦うタイプではないので、ぶん殴って倒すだけです」
――先ほどの愛鷹選手のコメントにもあった通り、最近の戦績を見ると南原選手の勝ちを予想する声が多い試合だと思います。
「はい。下馬評では僕の方が下だと思っているので。それを試合で全部ひっくり返します」
――「K'FESTA.6」3.12代々木大会での対抗戦はK-1勢が勝ち越す形になりました。その結果をどう受け止めていますか?
「素直にうれしかったですね。それと同時にK-1が勝ち越した結果を『RISE ELDORADO』にもつなげなければいけないという想いになりました。絶対に結果で見せます」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「RISEファンのみなさんに僕の試合を見てもらうのが初めてなので、RISEファンのみなさんにも僕のことを知ってもらいたいですし、K-1ファンのみなさんには『愛鷹が帰ってきた!』と思わせる試合をしたいです」