「K'FESTA.6」3.12(日)代々木<試合後インタビュー>松倉信太郎「ボクシングの成果がひとつが出た。ミドル級のトーナメントを開催してほしい」、イゴール・シウバ「また突き進むしかないと思っている」
「(試合を振り返って)9月に負けてしまって、練習環境や課題を一新して挑んだ試合でした。環境を変えた時ってすぐには効果が出ないだろうし、逆にうまくいかないこともあるだろうなと覚悟していたので、そういう思いの中で試合をして、自分が思ったとおりにはいかなかったんですけど、結果勝ちという形で次に繋げられたのはよかったなと思っています。
(対戦相手の印象)ブラジリアンタイの選手は本当にいい選手が揃っていて、何よりも日本では当たり前になっちゃったかもしれないですけど、海外から日本に来て違う環境でみんなで力を合わせて生きている集団の人たちはすごく強いと思いますし、いろんな意味でハングリーだと思うし、そういう強さをすごく持った選手でした。やっぱりアグレッシブだしパンチもあって。思っていた通りのいい選手でした。
(これから王座ができるという現時点での感触はどうか)僕はK-1にチャンピオンになるために戻ってきて、ミドル級もできて。戻ってきてちょうど1年くらいなんですけど、そろそろトーナメントもやって欲しいなと思っているし。神保選手が負けちゃってるので言うことでもないし言えないとも思うんですけど、今日の感じを見てもらえれば、僕に任せてもらえればというふうには思っています。
(セコンドに武尊・ノッパデッソーンさんもついていたが)9月に負けてからいろんな環境を変えてというところでボクシングを始めたりとかやっている中で、ノップにも改めてちゃんと習うようになって。いろんなことがありますけど、僕は周りの人たちをいい環境にしていきたいと思っているし、どこがいい悪いという話ではなく。僕は今自分のチームを作ったわけではないんですけど、ひとつやり抜く上で、武尊も含めてteam VASILEUSとしていい環境でいいトレーニングをできるように考えてやっていて、その中でノップにはキックの部分を習っています。
(K-1でもタイ人にミットを持ってもらうのは重要?)僕は結構ムエタイが好きなので、あってるんですよね。タイ人の空気とかすごく好きなので。適当というか、生き物が違うっていうんじゃないですけど、ああいう空気感の方があっているのかなと思います。なのでそういう空気があるのかもしれないですね。(ジャブを払って右ストレートでのフィニッシュだったが?)試合に挑む形や練習を変えたので。一番変わったのはボクシングをやったことがなかったんですけど、9月の敗戦でK-1でボクシングをやっていないのはダメだなと思ってボクシングのトレーニングを週に2~3回やらせてもらっています。全然練習していたことが思ったよりはできなかったんですけど、その中での成果のひとつはアレだったのかなと思います。
(ファンへメッセージ)リングでも言わせていただいたんですけどトーナメントを開いてほしいなというのと、僕はリングに上がるときに自分が死ぬのはもちろん、言葉は悪いですけど対戦相手を殺すことも受け入れてリングに上がっているので。いろんなキャラや知名度や強さとかいろんなものがありますけど、リング上の覚悟という部分では腹くくって上がっているので、長くもできないしたくさんもできないので、早めにトーナメントやってもらえれば絶対に後悔させないし、自分の格闘家としての生き様をそこで見せたいなと思っているので、よろしくお願いします」
「(試合の感想は?)負けてしまったが、1Rから積極的にパンチなどいろいろとできてよかった。ただ2Rにミスしてパンチがモロに入ってしまってKOされたのは残念だった。ただいい試合だったなとは思っている。(相手の印象は?)松倉選手だからというわけではなく、もちろんみんな強いが、自分は相手のことを何とも思っていない。自分も松倉選手にリベンジしたいし、神保選手とも戦いたい。ミドル級ではまた頑張りたいし、チャンピオンにもなりたいと思っているので、突き進むしかないと思っている。(同門のヴィニシウスとは明暗分かれたが)ブラジリアンタイの2人で勝ちたいと思っていて、残念ながら僕は負けてしまったが、でもまた練習を積み重ねて、またK-1で勝つことを証明したい。(ファンにメッセージを)今日は残念ながら負けてしまったが、神様に最初に感謝したい。それから家族、奥さん、娘、たぶんTVで見ていると思うので、応援ありがとう。ファンの方々、スポンサーの方々には感謝したい。師匠であるダニロ・ザノリニにも感謝している。次は本当に練習して勝ちたいと思っているので、応援よろしくお願いします」