「K'FESTA.6」3.12(日)代々木<インタビュー>ジャバル・アスケロフ「世界各国でトップ選手たちと戦ってきた経験は誰にも負けない。自分のすべてを総動員して野杁正明に勝つ」
――2009年7月以来のK-1参戦が決まりました。試合が決まったときはどんな心境でしたか?
「日本の人々、文化が大好きなのでまた戻ることが出来てとても嬉しい。14年ぶりにK-1のリングに上がることを考えると興奮してくるね」
――アスケロフ選手はK-1参戦以降、世界各国の大会に出てトップ選手たちと鎬を削ってきたと思います。そのキャリアをご自身ではどう感じていますか?
「K-1 MAXに出たあとGLORY、ONE Championship、武林風WLF、YOKKAO……本当にいろんな大会に出て、アンディ・サワーや佐藤嘉洋とも戦って勝つことが出来た。これだけ多くの国で、世界のトップ選手と戦った選手はいないだろうし、この経験は誰にも負けないと自負している」
――アスケロフ選手はロシアで活躍している印象があったのですが、現在はオーストラリアに拠点を移したそうですね。
「ずっとタイやロシアを行き来しながら練習・試合をしてきたんだけど、落ち着いた環境で練習をしたいと思って、2018年からオーストラリアに住んでいる。ここでは自分の練習はもちろん、教えることも多くて充実した日々を送っているよ」
――改めてキャッチコピーでもある“チンギス・ハン”の由来を教えてもらえますか?
「私がどんなに強い相手・身体が大きい相手でも勇敢に立ち向かっていく姿を見て、周りが“チンギス・ハン”と呼ぶようになったよ」
――アスケロフ選手自身は自分の何が一番の武器だと思っていますか?
「一番は魂だ。テクニックで言うなら左右のフック、そしてローキックだね。これまでこの攻撃でKOしてきたことが多いよ」
「すごくスピードがあって、すべての攻撃が強い。彼とは間違いなくタフファイトになるだろう。それと同時にファンのみんなが望んでいるような熱い試合になるだろうね」
――野杁選手は現K-1ウェルター級王者ですが、その相手と戦うことをどう思いますか?
「日々の練習と過去の経験を総動員して、野杁に勝ちたいと思う。勝つことが第一だが、一番の理想はKO勝ちだ」
――野杁選手は「アスケロフ選手を倒して自分のことを世界にアピールしたい」「残酷に倒す」と言っていますが、それについてどう思いますか?
「試合前は誰でも好きにものを言える。野杁には『やれるもんならやってみろ』と言いたいね」
――改めてアスケロフ選手がK-1で戦う上での目標を聞かせてください。
「自分は23歳の時にK-1MAXに出ていたけど、当時はまだキャリアも浅かったし、まだまだレベルも低かった。今、自分は37歳になって、いろんな経験も積んでファイターとして大きく成長した。またこうしてK-1のリングに立つことになり、今度こそK-1のベルトを巻きたいと思っている」