「K'FESTA.6」3.12(日)代々木<公開練習>京太郎、敬意を持って同時代の同志・石井慧を粉砕する!「全身全霊で叩き潰すだけです」
公開練習前に本気モードの練習を終えていた京太郎は1分1Rのパンチのミット打ちを披露。昨年4月「K’FESTA.5」でのK-1無差別級トーナメントに出場して以来、約1年ぶりの試合となる中、今回の石井戦に向けて調整に努め「相変わらずこの年になってまでキツいことをやってるなと思うんですけど、あとはリング上に立ってみて分かると思います」と、順調にコンディションを整えてきた。
基本的に他の選手に対しては興味がないと語る京太郎だが、対戦カード発表会見での石井のコメントを聞いて、今回の試合に気持ちが入ったという。「K-1のリングに来たのも、ボクシングデビューしたのも僕とやるためだと思っているんで、そう考えるとよくここまで来たなと思うし、それだったら迎え撃たなきゃダメかなという気がします」と、石井の気持ちをリング上で受け止める覚悟も決めた。
最近の若い選手たちと違い自分と石井は、「自分たちの生き様というか、自分たちの格闘技人生を自分たちの中でいろいろ考えてやってきた選手」という考え方も共通していると感じている。そんな中、立ち技の世界に挑戦してきた石井との対戦は、同門対決にも似た感覚を感じているようだ。そのため、「僕のために来てくれたとしたら僕が受け止めないと何も進まないと思うし、何も生まれないと思う。だからと言って、僕も自分が上だと思ってやるつもりはないし、向こうの経歴も凄いから僕も挑むつもりでやります」という姿勢で迎え撃つつもりだ。
しかし、京太郎にも立ち技の世界で長年やってきたという自負がある。石井に対して、「全身全霊で叩き潰すだけだと思います」と言い放った京太郎だが、「叩き潰す」という言葉を使うのは初めてだという。それも石井が相手だからこそ出てきた言葉。同時代の格闘技界で生きてきた同い年の同志を、敬意を持って叩き潰しにいく。