「Krush-EX 2023 vol.1」2.11(土)GSP 中村拓己K-1プロデューサーが大会を総括「今年のKrush-EXはKrushナンバーシリーズ同様にシビアなサバイバルマッチが展開される」
「今大会はダウン・KOが多く、Krush-EXの激しさ、これから上を目指していく選手たちの気持ちのぶつかり合いが見られた大会だったと思います。個別の試合でいくと、メインイベントでKO勝ちした松本和樹選手。彼はKrush-EXで連勝して、Krushナンバーシリーズで試合を組んだのですが、そこでは勝つことができなくて、Krush-EXに戻ってきて再出発という試合でした。
KO勝ちという結果もそうですが、奥足ローで倒すという技の引き出しも増えて、試合内容の部分でも成長したところを見せたと思います。Krushナンバーシリーズの壁を感じた選手がKrush-EXに戻ってきて、そこから再チャレンジの機会をうかがうという部分で、KrushナンバーシリーズとKrush-EXの新しいキャリアの積み方が見えたと思います。
また今大会もK-1アマチュア大会の出身選手や初参戦の選手がいい勝ち方をしました。今年のK-1 JAPAN GROUPはK-1に出る外国人選手が増えて日本人選手の枠が減る=Krushナンバーシリーズの競争が激しくなるという流れがありますが、それはKrushナンバーシリーズとKrush-EXも同じかなと。KrushからKrush-EXに降りてくる選手とKrush-EXでデビュー選手がいて、Krushナンバーシリーズ同様にシビアなサバイバルマッチが展開されると思います。
厳しい言い方になりますが、いまKrush-EXでくすぶっている選手たちは今まで以上に気持ちを入れて練習・試合をして結果を出すことが求められるだろうし、今まで以上に激しい戦いが見られると思います。それも含めて今大会は、Krush-EXが大会としてレベルアップしていくきっかけになると感じました。K-1 JAPAN GROUPのプロの底辺を支えるイベントとしても、Krush-EXに期待していただければと思います」