「Krush.146」2.25(土)後楽園<インタビュー>吉岡ビギン「体重が落とせることを証明して、バンタム級で再出発する覚悟を決めた。用意された試合を勝ち続けていく」
――2021年は王座陥落や計量オーバーが重なり、昨年も1戦1敗と不本意な試合が続きました。
「前回、前々回と応援してくださってる方を失望させるような試合をしてしまって、本当に申し訳ございません。今回からバンタム級に階級を戻してまたチャンピオンになって、また強くなろうと思っています」
――会見で中村拓己K-1プロデューサーから「吉岡選手はバンタム級で計量オーバーして、階級を上げたスーパー・バンタム級でも計量オーバーして。ジムさんから『バンタム級に戻したい』と言われたときは、はっきり『やめた方がいい』と言いました。そのなかで昨年11月のKrush後楽園大会の計量日、吉岡選手が自主的にバンタム級(53kg)まで減量してきて、目の前で53㎏をパスしたところを見ました。それで今回はバンタム級で試合を組むことにした」というコメントがありました。
「僕は元々バンタム級でやってて、タイトルマッチで計量オーバーして、ファンの人からしたら逃げた感じでスーパー・バンタムに上がったと思われていたと思います。今、バンタム級がすごく盛り上がっていて、僕はバンタム級でKrushのベルトを獲って、K-1の初代チャンピオン(黒田斗真)にも勝っているので、もう一度バンタム級でベルトを狙いたいと思って、バンタム級で試合をする決意をしました。ただ口で言うだけでは誰も納得してくれないので、バンタム級まで体重を落とせることを主催者のみなさんにも見てもらったうえで、改めてバンタム級での試合をお願いさせてもらいました」
――対戦相手の白幡選手にはどんな印象を持っていますか?
「KNOCK OUTさんだったりREBELSさんだったり、他団体でチャンピオンになっていて、試合も見させてもらいましたが、ムエタイスタイルで蹴りも鋭い印象で、本当に凄く強い選手だと思います。でも僕もバンタム級に下げて再出発なので、ここで負けていたら意味がないです。自分もいずれはK-1のバンタム級王者になりたいんで、ここは落とせない試合です。しっかり勝ちたいなと思っています」
――バンタム級での再出発で、どんな活躍を見せていきたいですか?
「勝つことは絶対条件で、K-1のベルトに僕が一番近いと思うので、用意された試合を勝ち続けて、しっかり年内には挑戦権を得たいと思っています」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「僕がバンタム級で試合をすることに賛否両論あると思うんですけど、またバンタム級で頑張っていきたいと思っています。その初戦、ここでしっかり勝って、またバンタム級を盛り上げていけるように頑張っていきます」