news

ニュース

「K'FESTA.6」3.12(日)代々木 王者・大和哲也vs挑戦者・林健太のスーパー・ライト級タイトルマッチが決定!「いぶし銀のKOができるように左フックを磨く」(大和)vs「意地でもベルトを獲らなダメ」(林)

 1月27日(金)都内にて記者会見が行われ、3月12日(日)国立代々木競技場 第一体育館大会「K-1 WORLD GP 2023 JAPAN~K'FESTA.6~」の対戦カードが発表された。

 すでに今大会では4階級のタイトルマッチが発表されているが、新たなタイトルマッチとしてスーパー・ライト級王者・大和哲也vs挑戦者・林健太の一戦が決定した。

 大和は昨年の「K'FESTA.5」で山崎秀晃をKOして、スーパー・ライト級王座を獲得。9月の横浜アリーナ大会では当時10連勝中だった挑戦者・佐々木大蔵に勝利してベルトを防衛した。大和は2年連続「K'FESTA」への参戦で、2度目の防衛戦に臨む。対する林は元K-1ライト級王者で、昨年9月のK-1横浜アリーナ大会で瑠久、12月のK-1大阪大会で不可思に勝利。2階級制覇に向けて、大和の持つタイトルに挑むことになる。

 前述の通り、大和が1年前の「K'FESTA.5」でベルトを獲った相手が山崎で、初防衛戦の相手は山崎と同門の佐々木だった。今回、大和の持つベルトに挑む林は山崎・佐々木の元同門かつ山崎の弟分で、さまざまな選手たちの想いやストーリーが集結したタイトルマッチと言っても過言ではない。

 中村拓己K-1プロデューサーは「大和哲也にとっても林健太にとってもストーリー性を感じるタイトルマッチになったと思う。ここまで4つのタイトルマッチを発表していますが、ほかの試合とも違う、2人にしかできない味のあるタイトルマッチ、“語れる”試合を見せてほしいと思います」と語った。

「K'FESTA」の大舞台で2度目の防衛戦が決まった大和は「会場の代々木第一体育館と僕の左フックの相性がいいので(※代々木第一の試合はすべて左フックでKO勝ち)、自分らしいいぶし銀のKOができるように当日までに左フックを磨きたい」と験のいい会場で左フックでKO防衛を宣言。

 一方の林は「先輩の秀さん、大蔵君が負けているので一番下っ端の僕がベルトを奪いたい。僕はKOで倒すというよりも、どうしても勝ちたいので3分3Rの9分間を息を止めてでも、ずっとガードを固めて勝ちに徹した戦いをしたい」と王座奪取に力強く意気込んだ。

大和哲也
「愛を知る県、愛知県の宇宙を元気にするK-1スーパーライト級チャンピオンの大和哲也です。チャンピオンになって初戦が防衛戦で、2戦目も防衛戦になりました。林選手の印象は、ライト級のベルトを獲ってますし、パンチが巧くてテクニシャンのイメージがあります。今お世話になっているボクシングの菅原雅兼会長も『スーパー・ライト級の選手の中でも評価の高い選手の一人』と評価しているので、自分はそういう選手と戦えることを嬉しく思います。また、『K'FESTA』という舞台で、会場は代々木第一体育館。なぜか代々木第一体育館と僕の左フックの相性がいいので、僕はベテランの選手だと思いますが、自分らしいいぶし銀のKOができるように当日までに左フックを磨きたいと思います。

(アベンジロードを宣言しているなか、今回は初対戦の相手になったが?)思い通りに行かないのが人生だと思っています。そもそも僕は外国人選手とワンマッチかなと予想していたのですが、こういったマッチメイクになりました。不可思選手は林選手に負けてますし、僕が勝てばもう一度、彼が上がってきた時に指名できるのかなと思います。でも、不可思選手に勝っている林選手なので、より強い相手を迎える気持ちでいるので凄く楽しみな一戦だと思います。

(林の巧さ、強さをどう思うか?)パンチが凄く硬そうなイメージがあって、打ち合いも強そうです。パンチだけでなく、蹴りもうまいという印象もありますがが、最後に決めるのはパンチかなと思います。(当然左フックを狙うか?)いつも左フックを狙っていなくて、勝手に出て勝ってに倒れています。それぐらい自分に刷り込まれているので、変に狙い過ぎてもダメなので、いつも通り戦えば必然的に当たるタイミングが出てくるのかなと。深くは考えずに、当日までに磨き上げたいと思います。

(林から『僕も屋根職人だったので、今回は職人対決』と発言しているが)昔、僕はペンキ職人と言われてましたが、見習い半年だったんです(笑)。現場の足場で懸垂やって下さいと言われて、懸垂をやったら2チャンネルで叩かれて大変な想いをしました。塗装業の方に応援してもらえうようにアピールしたいと思います(笑)。

(代々木第一体育館で試合をやることに特別な感情は?)13年前に人生が変わる経験をして、またベルトを巻くことができて同じ会場で現王者として防衛戦に挑めることは凄く楽しみです。僕は子供の頃からK-1王者になることが夢だったので、K-1王者としてその会場で防衛戦ができること、年に数回の大きな祭典で防衛戦ができることも嬉しく思います。

(前回の防衛戦とは違う気持ちはあるか?)大蔵選手には一度負けていたので、あの時はベルトを守るという気持ちよりも、大蔵選手に勝ちたいという気持ちが強かったです。今回はそういうのをなしに強い挑戦者を迎えます。僕はチャンピオンでありながら常に挑戦者の気持ちで試合に臨みたいと思います。(今年の目標)昨年チャンピオンになって、K-1王者として誕生日を迎えられました。まず防衛戦をしっかりクリアーして、チャンピオンとして1年を終わらせたいと思います」

林健太
「先輩の秀さん、大蔵君が負けているので一番下っ端の僕がベルトを奪いたいと思います。不可思選手のことを大和選手が次の挑戦者に指名されていたので(不可思に)勝てばタイトルのチャンスが回ってくると準備していたので、バッチリやる気満々で準備もバッチリなのでよろしくお願いします。(左フック対策は?)そんなに左フックの話をされたら、右手でパンチを打てなくなりますよね。僕は左手一本で戦います(笑)。大和選手のイメージでは、相手の右の打ち返し、タイミングを狙って左フックが出ている気がするので、触られたら瞬間に返す。まず触らなければ出ることはないと思いますので、右を使いません。ずっと右手はこめかみに付けてガードしておきます(笑)。

(大和の強さ、巧さをどう思うか)僕が昔、テレビで見ていた頃の大和選手は剛腕ペンキ職人と言われていて、パンチも強くて塗装屋さんの現場仕事をやっていて苦労されて頑張っている姿がカッコいいなと思っていたのを今でも覚えています。パンチが強いイメージですが、パンチなら僕も負けないのでパンチvsパンチ、僕は元々屋根屋さんなので、塗装屋さんvs屋根屋さんで全国の屋根屋さんを勝手に背負って戦いたいと思いますので、応援よろしくお願いします(笑)。

(大和のように験がいい会場というのは信じている部分はあるか?)良いことを信じて、アカンことは気にしないようにしています。なので普段は神頼みはしませんが、大一番の時だけ神頼みします(笑)。今回も神頼みにいきます。(大和よりも完全に優っていることは?)気持ちですかね。僕は技術があまりないファイターだと思うので、気合いで負けたら負け。見えている攻撃なら気合いで頑張れますが、見えてない攻撃なら試合が終わるので、気合いが使えません。今回はとにかくガードを固めて右手を使わず、左フックをもらわず気合いでいきます。僕はKOで倒すというよりも、どうしても勝ちたいので3分3Rの9分間を息を止めてでも、ずっとガードを固めて勝ちに徹した戦いをしたいと思います。

(今年の目標)ベルトを獲ること以外何もないのでそれだけのために頑張ります。3月以降のことは考えられません。(チャンピオンになれば、武尊、卜部功也、野杁正明に続いて4人目の複数階級を獲ることについて)そのへんも含めて意地でも獲らなダメやなと思います。以前にK-1チャンピオンになったのですが、あのベルトは獲られてしまったので、元チャンピオンという肩書はないと思ってます。ちゃんとあのベルトを獲って守っていきたいです」
チケット購入